2022年7月、日本大学初の女性理事長に就任した作家の林真理子氏。元理事長の不祥事で失った信頼回復のために「新しい日大(N・N)キャンペーン」を掲げ、精力的に組織改革を進めている。2021年10月、連合初の女性会長となった芳野友子会長も、「連合運動のすべてにジェンダーの視点を」をスローガンに、新たなチャレンジを重ねている。注目される2人は、組織にどんな新しい風を吹き込んでいるのか。林理事長と芳野会長が語り合った。
2022年11月17〜22日、オーストラリア・メルボルンで第5回ITUC(国際労働組合総連合)世界大会が開催された。4年に1度の大会のメインテーマは「新しい社会契約※」。会期中の執行委員会では新会長に郷野晶子連合参与が選出された。
大会のポイントとともに、初の日本人トップとなった郷野晶子新会長に就任の抱負と日本の労働組合へのメッセージを聞いた。
本誌連載『若菜センセイに叱られる!?』(首藤若菜立教大学教授)では、この1年、「非正規雇用と労働組合」をテーマに、パートタイマーや有期雇用などで働く人の組織化や処遇改善に取り組む労働組合役員にインタビュー。
連載を通して、非正規雇用をめぐる現状と課題が様々な角度から浮き彫りになった。
労働組合として、変化する意識や労働環境にどう向き合い、複雑化する課題をどう解きほぐしていくのか。連載の締めくくりに、非正規雇用で働く労働者の組織化に最前線で取り組んできた松浦昭彦連合会長代行と対談を行った。