月刊『連合』

 

2018年5月号

目次
02
〈巻頭対談〉
もっと幸せに働こう!
青野慶久 サイボウズ株式会社代表取締役社長 × 神津里季生 連合会長
今年、「働きがいのある会社ランキング」で4位、「働きがいのある会社女性ランキング」では2年連続1位を獲得したのが、ソフトウエアの開発・販売を手がけるサイボウズ社だ。同社では、社員の定着率を上げるために、育児・介護休暇・短時間勤務の拡充や在宅勤務、育自分休暇、子連れ出勤などの多彩な制度を導入。同社の青野社長も3児の父として自ら育児休暇を3度取得し、社内のワークスタイル変革を推進し離職率を7分の1に低減するとともに、新しいワークスタイルを社会に発信しているが、その原点は「働くこととは何か」という問いかけにあったという。誰もが安心して働くためには何が必要か。青野社長と神津会長が語り合った。
06
「働き方改革」 今どんなギロンが!?
2017年3月、「働き方改革実現会議」は約半年間の議論を経て「働き方改革実行計画」をとりまとめた。実現会議には、労働界からは唯一神津会長が参加し、長時間労働の是正や非正規雇用労働者の処遇改善を強く訴え、時間外労働の上限規制、同一労働同一賃金の法整備などが盛り込まれた。
実行計画は現在、二つのステージで具体化が進められている。一つは「働き方改革関連法案」における法整備。今国会で審議が行われている。もう一つは、産業・職種など、働き方で異なる課題をどのように解決するのか、テーマごとに議論を深めようという検討会議だ。
実行計画で取り上げられたテーマは9項目にわたるが、今号では、「長時間労働の是正」に焦点を当て、今、どんな課題についてどんな議論が行われているのかをお伝えする。
08
■座談会 5つの現場より
工藤 豊 ヘルスケア労協事務局次長
山口浩一 交通労連中央執行委員長
川野英樹 JAM副書記長
三浦 慎 基幹労連建設委員会委員
相原康伸 連合事務局長
12
■勤務間インターバル制度普及促進
柴田謙司 情報労連書記長
13
■職場のパワーハラスメント防止対策
浜田紀子 UAゼンセン 日本介護クラフトユニオン特任中央執行委員
14
■連合のスタンス
内田 厚 連合副事務局長
15
国際労働運動の窓[3]
郷野晶子 ILO(国際労働機関)理事
16
第15回「私の提言」 募集スタート
体験に裏打ちされた心揺さぶられる提言を!
村杉直美 (公社)教育文化協会常任理事
18
View Point #クラシノソコアゲ[3]
西田亮介 社会学者・東京工業大学准教授
20
連合寄付講座 全国で開講中![4]
佐賀大学編[後編]
22
気になる数字、斜め読み[49]
鈴木不二一 働く文化ネット理事
23
道幸せんせいとワークルールを学ぼう![6]
道幸哲也 (一社)日本ワークルール検定協会 代表理事
24
連合版 オトナの社会科見学[78]
サービス連合 中の坊従業員組合
26
全国各地 ユニオニオンが行く![11]
連合北海道提供ラジオ番組
「ワークライフシナジー」
28
パソコンの前でひとりごと[9]
朝比奈あすか 小説家
29
てんてこ広報室♪[8]
みんなで受けよう! ワークルール検定
今月の表紙の答え