月刊『連合』

 

2017年5月号

目次
02
不当な攻撃と闘う仲間を
全力で支えよう!

今、「働き方改革」の実現に向けて、労働組合や労使関係への期待が高まる一方、それを否定・破壊するような動きが出ている。連合の仲間が、それをはね返そうと日夜闘っている。
1つは、使用者責任逃れの「業務委託契約の濫用」に疑問を投げかける全ベルコ労働組合(連合北海道・情報労連/冠婚葬祭互助会の最大手)。もう1つは、企業買収会社による露骨な組合つぶしに立ち向かう、JAM加盟のセコニック労組(光学電子情報機器メーカー)と日本コンベヤ労組(大型コンベヤのトップメーカー)だ。これは、決して対岸の火事ではない。それぞれの職場で何が起きたのか。労働組合はどう行動しているのか。どんな支援が求められているのか。闘いの最前線からの報告を中心にその惨状をお伝えする。

■問題提起 不当な働かせ方や支配介入を許してはならない
逢見直人 連合事務局長
03
■ベルコ闘争 日本の「雇用」を守る闘い
齊藤 勉 連合北海道副事務局長
高橋 功 全ベルコ労働組合委員長
05
■TCS闘争 日本の「労使関係」を守る闘い
06
■連合のスタンスと取り組み
山根木晴久 連合総合組織局長
07
5月から「就職差別撤廃取り組み期間」スタート!

連合が昨年、加盟組合を対象に実施した「採用選考に関する実態把握のためのアンケート」の結果がまとまった。
2008年に続く2回目の調査だが、統一応募用紙等の使用状況が向上していないことや、就職差別につながる面接時の質問などが減少していない実態が明らかになった。この結果を受けて、連合は今年2月、就職差別の撤廃に向けた取り組みの強化を確認。5月から始まる「就職差別撤廃取り組み期間」(8月まで)を通じて、職場や地域での積極的な啓発活動を呼びかけていく。
まず、調査で何が明らかになったのか。そのポイントを見ていこう。

■連合「採用選考に関する実態把握のためのアンケート」(2016)
10
■連合のスタンスと取り組み
大木哲也 連合連帯活動局長
11
ワークショップ開催
そのトラブル、ワークルールを知らないから?

今、働く現場が病んでいる。「長時間労働」や「過労死」「パワハラ」など深刻な問題が連日報道されている。これらは学生のアルバイト現場でも起きている。その原因の1つとしてあるのは、働く側も使用者側も、ワークルールの知識が乏しいことだ。
雇用をめぐるトラブルを未然に防ぎ、働きやすい環境を整えるために、「ワークルール」をどう浸透させていくか。連合は4月6日、都内で「ワークルールを考える」ワークショップを開催。職場の実情をよく知る岩本充史弁護士、アルバイト学生の実情に詳しい上西充子法政大学教授、日本ワークルール検定協会の高橋均専務理事が、西野ゆかり連合広報・教育局長の進行で語り合った。

岩本充史 弁護士
上西充子 法政大学キャリアデザイン学部教授
高橋 均 (一社)日本ワークルール検定協会専務理事
西野ゆかり 連合広報・教育局長/(一社)日本ワークルール検定協会理事
13
■ワークルール検定問題にチャレンジしよう!
14
逢見事務局長の ココだけの噺
ポン! で実現 大型連休
15
連合大学院で学ぼう! 最終回
16
全国各地 ユニオニオンが行く![4]
長谷川大介 連合徳島青年委員会事務局長
18
続シリーズ 2035社会を考える[4]
超高齢社会における社会保障制度
駒村康平 慶應義塾大学経済学部教授
20
篠田教授の「労働文化」耕論[54]
篠田 徹 早稲田大学社会科学総合学術院教授
22
気になる数字、斜め読み[40]
鈴木不二一 働く文化ネット理事
23
働くみんなのワークルールQ&A[14]
派遣
24
連合版 オトナの社会科見学[70]
全印刷局労働組合
26
なぜ? ナゼ? まるわかり教室
メーデー
28
アニメ動画 
クラシノソコアゲ動画
パート2配信中!
29
今月の表紙