月刊『連合』

 

2015年11月号

目次
02
連合第14回定期大会
ストップ・ザ・格差社会!
すべての働く者を連合の輪へ「安心社会」を切り拓こう!
■MESSAGE
●会長あいさつ
古賀伸明連合会長

 連合は、10月6~7日、東京国際フォーラムで「第14回定期大会」を開催した。塩崎恭久厚生労働大臣、岡田克也民主党代表をはじめとする国内来賓、ヤープ・ヴィーネンITUC書記長代行、鈴木則之ITUC-AP書記長、ジョン・エバンスTUAC事務局長など多数の海外来賓に出席いただいた。
 「ストップ・ザ・格差社会! すべての働く者を連合の輪へ「安心社会」を切り拓こう!」をスローガンに「2016~2017年度運動方針」を決定。また、今大会で古賀伸明会長が退任し、新会長に神津里季生前事務局長、新事務局長に逢見直人前副会長が選出された。

04
●来賓あいさつ
塩崎恭久厚生労働大臣
岡田克也民主党代表
05
●海外来賓連帯あいさつ
ヤープ・ヴィーネンITUC書記長代行/鈴木則之ITUC-AP書記長
ジョン・エバンスTUAC事務局長/西本伴子ILOアジア太平洋地域総局長
06
■2016─2017運動方針
●運動方針案提起
神津里季生連合事務局長
07
●「1000万連合」へ─ 組織拡大実績報告
08
●代議員からの質問・意見
09
●新役員選出
10
セカンドステージへ前進させよう! ワーカーズキャピタル責任投資
■責任投資をめぐる動きとガイドライン改訂版のポイント
12
■「責任投資」の歴史と可能性
末吉竹二郎国連環境計画・金融イニシアティブ特別顧問

 今や世界では責任投資がメインストリームになりつつあるという。背景には何があったのか。
 国連環境計画・金融イニシアティブの末吉竹二郎特別顧問は「責任投資は、金融界に価値観の転換を迫り、成長モデル・経済モデルの転換をも促すものとなっている」と語る。

14
■労働組合が「責任投資」に取り組む意義(パネルディスカッション)
[パネリスト]
森澤充世 PRIネットワーク&グローバルアウトリーチジャパンヘッド
金井司 三井住友信託銀行経営企画部理事
桂照男 企業年金連合会参与
深見正弘 全労金(全国労働金庫労働組合連合会)書記長
[モデレーター]
川島千裕 連合総合政策局長

 連合の構成組織内でも、ワーカーズキャピタル責任投資の重要性への理解は広がっているが、労働組合が主導的な役割を果たす形で企業年金の運用に責任投資が導入された例はまだわずかだ。労働組合、企業年金、運用受託機関、責任投資推進機関のそれぞれの立場から、一歩を踏み出すために必要な視点が提起された。

17
連合アタッシェの大使館だより[4]
吉野大輔 在タイ日本国大使館二等書記官
電力総連(関西電力労組)出身
18
なぜ?ナゼ?まるわかり教室
最低賃金制度
20
気になる数字、斜め読み[28]
鈴木不二一 働く文化ネット理事
21
ミンガラーバー![35]
自由で民主的な労働運動をミャンマーの地に
中嶋 滋 ITUCミャンマー事務局長
22
篠田教授の「労働文化」耕論[39]
篠田 徹 早稲田大学社会科学総合学術院教授
24
連合版 オトナの社会科見学[57]
運輸労連 全日通労働組合
26
グローバル・リポート[57]
シュピッツナーゲル典子 ドイツ在住ジャーナリスト

 主権者教育シリーズ」の第2回はドイツから。1970年に18歳選挙権、74年に18歳被選挙権を全16州で導入したドイツでは、さらに2010年以後、ブレーメン州など4つの州が、州議会選挙に限り選挙権年齢を16歳に引き下げた。10歳代の投票率は一時的に上がったものの、20歳代の投票率の上昇には至っていない。
 課題は、持続可能な政治参画だ。

28
全国でキラリ働き女子
つなが~る中![45]
岩﨑恵子さん
連合長野 男女平等参画推進委員会 委員
全労金 長野県労働金庫労働組合 書記長
29
今月の表紙
幸・せ・さ・が・し
「ばあちゃんは上手」
「第9回 連合・ILEC 幸せさがし文化展」入賞(連合大賞)
撮影/浅山昇さん