月刊『連合』

 

2017年6月号

目次
02
働き方を変える 職場が変わる
本日、イクボス宣言!
安藤哲也 ファザーリング・ジャパン代表理事 × 神津里季生 連合会長

6月は、連合の「男女平等月間」。それぞれの職場で「働き方改革」をどう進めるかが課題になっているが、その「起爆剤」として注目を集めるのが「イクボス」だ。企業トップや首長が続々と「イクボス宣言」を発し、「イクボス企業同盟」なるものも発足している。イクボスとは何か。なぜイクボスの役割が重要なのか。多彩な「イクボスプロジェクト」を展開するファザーリング・ジャパンの安藤哲也代表理事と神津会長が語り合った。

06
どう進める?「働き方改革実行計画」
逢見直人 連合事務局長

「働き方改革実現会議」の議論を受け、3月28日、「働き方改革実行計画」が決定された。「実行計画」には、非正規労働者の処遇改善や長時間労働是正など、19
の改革項目とロードマップが示されている。連合は「実行計画」をどう評価し、どう進めていくのか。逢見事務局長が解説する。

08
■「働き方改革実行計画」Q&A
09
連合なんでも労働相談ダイヤル
0120-154-052 の現場より
今野 衛 連合ユニオン東京書記長

連合は、なんでも労働相談ダイヤルに取り組んでおり、昨年は約1万5000件の相談が寄せられた。本誌3月号で、NPO法人ほっとプラスの藤田孝典代表理事から「連合にどんな相談がきてどう解決したのか、そのことを発信し、労働組合の姿を『見える化』すべきだ」との提言を受けた。しかし、具体的な解決事例については相談者のプライバシーに配慮し、これまであまり見える化してこなかった。今、どんな相談が寄せられ、どう解決しているのか。労働相談の現場で日々奮闘する、連合ユニオン東京の今野衛書記長を訪ねた。

12
誰もが暮らしやすい社会をつくる
〜障がい児・者を支える家族支援の観点から〜

昨年4月、改正障害者雇用促進法、障害者差別解消法が施行され、職場や社会生活の場における「合理的配慮」が義務づけられた。これは「共生社会の実現」に向けて大きな一歩と期待されるが、障がい児・者を支える支援者の実態についてはほとんど焦点が当てられてこなかった。そこで連合は、「障がい児・者を支援する家族の意識と実態に関する調査」を実施。4月19日には、シンポジウムを開催し、家族支援者を支えるための施策を探った。

■基調講演
野澤和弘 毎日新聞論説委員
13
■パネルディスカッション
[パネリスト]
尾上浩二 DPI日本会議副議長
石原康則 電機神奈川福祉センター理事長
野澤和弘 毎日新聞論説委員
[コーディネーター]
平川則男 連合総合政策局長
15
■連合「障がい児・者を支援する家族の意識と実態に関する調査」
16
全国各地 ユニオニオンが行く![6]
日立グループ託児施設「ゲン木くらぶ」
18
続シリーズ 2035社会を考える[5]
労働力人口の高齢化と減少を迎える
日本の労働のあり方
戎野淑子 立正大学経済学部教授
20
篠田教授の「労働文化」耕論[55]
篠田 徹 早稲田大学社会科学総合学術院教授
22
気になる数字、斜め読み[22]
鈴木不二一 働く文化ネット理事
23
働くみんなのワークルールQ&A[15]
有期労働契約(その2)
24
連合版 オトナの社会科見学[71]
ゴム連合
西川ゴム労働組合 白木支部
26
なぜ? ナゼ? まるわかり教室
労働組合ありなし比較
28
新連載 ワーキングピュアNEXT[1]
松永翔太さん
29
今月の表紙