国会から目が離せない。政府が5月15日に提出した安全保障関連法案。審議で次々と矛盾点・問題点が明らかになっているが、安倍首相は「何としても今国会で成立させたい」と会期の大幅延長に踏み切った。6月19日には、天下の悪法というべき派遣法改悪案の衆院採決を行い、残業代ゼロ法案の成立にも強い意欲を見せている。対する民主党は、法案撤回・改悪阻止に向けて、いっそう攻勢を強めていく構えだ。夏の延長国会をどう闘うのか。岡田克也民主党代表に聞いた。
介護保険制度がスタートして15年。サービス利用者は149万人から492万人へと3倍にも増加しているが、その数は今後さらに増えていく見通しだ。2025年には、65歳以上の高齢者人口が3657万人(30.0%)、75歳以上が2179万人(18.1%)、認知症高齢者は700万人と推計され、介護スタッフは現在より100万人増員する必要があるという。迫り来る「大介護時代」にどう向き合えばいいのか。5月23日開催の連合「安心と信頼の医療と介護」2015中央集会で講演した、高齢社会をよくする女性の会の樋口恵子理事長は「人口構造が激変している。誰もが介護に直面する時代。いますぐ地域に『援』」をつくらなければ乗り切れない」と投げかける。
大介護時代、誰もが安心して地域で暮らし続けるには、医療と介護サービスが切れ目なく提供される体制が必要だ。その観点から、2025年に向けて「地域包括ケアシステム」構築の取り組みも始まっている。連合は、介護をめぐる現状をどう認識し、何を重点に取り組んでいるのか。平川則男連合生活福祉局長に聞いた。
2015年8月9日、建国50周年を迎えるシンガポール。「SG50」と題した祝賀キャンペーンを展開中だが、その中心に存在すべきシンガポール初代首相、リー・クアンユー氏の姿はない。建国の父なき後、次の時代にどう踏み出そうとしているのか。