月刊『連合』

 

2016年4月号

目次
02
神津会長のフルスイングで行こう!
“底上げ春闘”これからが本番!
04
GPIF法改正へ
求められるガバナンス強化とは?
■法改正の経過と改正法案のポイント

 3月11日、「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)法」改正案が国会に提出された。内容は、合議制の経営委員会設置などの「ガバナンス体制の強化」と「運用の見直し」だ。
 この法改正にどう対応するのか。連合は法案提出に先立ち、2月24日に都内で緊急シンポジウムを開催。被保険者の意思が反映されるガバナンス体制構築に向けて改正法案の修正を求めていくと同時に、運用については「専ら被保険者の利益のために」という観点から国民的な議論を喚起していこうと呼びかけた。基調講演を行った駒村教授と各パネリストからの提言を紹介するとともに連合の考え方を語る。

05
■年金部会の議論とGPIF改革の背景
駒村康平 慶應義塾大学経済学部教授
06
■改正法案のポイントと今後の課題
玉木伸介 大妻女子大学短期大学部教授
野上憲一 社会保障審議会年金数理部会委員
07
■連合の考え方と対応
平川則男 連合総合政策局長
08
好事例&課題を共有し、運動体制のさらなる強化へ!
連合 全国地方連合会・地域協議会事務局長討論会を開催

 2016春季生活闘争のキーワードは、「持続性」「月例賃金」「底上げ」「広がり」。デフレ脱却に向けた社会全体への波及という点において、地域運動の担う役割はきわめて大きい。
 2月1日、全国の地方連合会、地域協議会の事務局長が一堂に会し、連合結成以来初となる全国討論会を開催した。「地域に根ざした顔の見える連合運動」の深化に向け、構成組織のトップリーダーも参加して総勢300名が行った、2日間にわたる議論を報告する。 (報告・文責編集部)

10
■全国討論会を終えて
山根木晴久 連合総合組織局長
11
逢見事務局長の ココだけの噺
集団的に問題解決! 団体交渉
12
シリーズ 人口減少・超少子高齢社会と労働組合の課題
Vol.2 人口減少下の日本の経済社会新たなモデルへの転換を
松谷明彦 政策研究大学院大学名誉教授/国際都市研究学院理事長

 連合「人口減少・超少子高齢社会ビジョン」検討委員会の議論をお伝えするシリーズ。
 第2回は、松谷明彦政策研究大学院大学名誉教授からの提言。「日本の急激な人口減少は、戦前・戦後の強権的な人口政策がもたらした、いびつな人口構造からくる必然的なもの」と指摘し、「そういうなかでも、安心して暮らしていける新たな経済社会システムへの転換をはかるべきだ」と説く。

14
特別座談会
「ワーキングピュア~働くってどういうこと?」
荻上チキ 評論家
野角裕美子 自治労中央執行委員
藤川由佳 連合非正規労働センター職員
16
北から南から なんでも ちきょう自慢[4]
連合大阪 北河内地域協議会編
18
気になる数字、斜め読み[33]
鈴木不二一 働く文化ネット理事
19
「東日本大震災から5年」3.11要請行動・街宣行動
震災を忘れない、絶対に風化させない。
20
篠田教授の「労働文化」耕論[44]
篠田 徹 早稲田大学社会科学総合学術院教授
22
なぜ?ナゼ?まるわかり教室
改正育児・介護休業法
24
連合版 オトナの社会科見学[61]
中央労働金庫労働組合
26
グローバル・リポート[62]
板坂真季 ミャンマー在住ジャーナリスト
28
連合動画プロジェクト[3]
アニメ動画
ねずみで例える
金のばらまき編が公開!
29
ワーキングピュア世代必見!
全国各地のユースター
武藤晴彦 連合青年活動委員会東海ブロック委員