月刊『連合』

 

2015年9月号

目次
02
古賀伸明会長のフェスティナ・レンテ~東奔西走~
国民の声を聞こうとしない安倍政権に渾身の怒りを込めて
「NO!」の声を上げていこう
04
2015 連合サマートップセミナー

 2年に1度の連合サマートップセミナー。
 今回は、阪神・淡路大震災から20年を迎える神戸の地で開催された。
 安倍政権が強引に進める、労働者保護ルールの改悪、安保法制にどう立ち向かうのか。
 連合がめざす「働くことを軸とする安心社会」を具体的にどう実現していくのか。
 2日間の深く熱い議論をダイジェストでお伝えする。(文責・編集部)

05
■基調講演1 成熟社会の中で働くことの意味と労働運動の役割
宇野重規 東京大学社会科学研究所教授
06
■基調講演2 安倍政権は本当に強いのか
御厨 貴 東京大学名誉教授
08
■パネルディスカッション[1]
「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けて
[パネリスト]
佐藤博樹 中央大学大学院戦略経営研究科教授
竹信三恵子 和光大学現代人間学部教授
大塚耕平 民主党政調会長代理・参議院議員
古賀伸明 連合会長
[コーディネーター]
宮本太郎 中央大学法学部教授
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■パネルディスカッション[2]
「地域に根ざした顔の見える運動」について
[パネリスト]
篠田徹 早稲田大学社会科学総合学術院教授
平田美穂 中小企業家同友会全国協議会事務局長
池冨彰 連合静岡会長
山﨑弦一 連合大阪会長
神津里季生 連合事務局長
[コーディネーター]
中村圭介 連帯社会研究交流センター・センター長
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■リレートーク
「働くことを軸とする安心社会」の実現と労働組合の役割
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■大きく前進! 韓国の非正規労働者の組織化と処遇改善運動
呉 学殊 労働政策研究・研修機構(JILPT)主任研究員

 韓国は、1997年アジア通貨危機の影響で深刻な経済危機に陥り、IMF(国際通貨基金)の支援を受けた。その条件の一つとして労働市場の柔軟化を受け入れ、解雇規制の緩和、労働者派遣の導入を実施。その後、韓国経済は急速な回復を見せたが、企業はその過程で有期契約社員や間接雇用を増やし、政府も失業者対策として公共部門の非正規雇用を拡大した。2000年代前半には、韓国の非正規雇用比率は5割近くまで上昇し、不安定な雇用や処遇格差が社会問題化した。そして、その解決をめざす動きの中で、2006年に「非正規労働者保護関連法」が制定され、労働組合は、この法律を生かして組織化と処遇改善運動に取り組み成果を上げているという。韓国で、何が運動前進のカギとなったのか。3年をかけて調査研究を行ったJILPTの呉学殊主任研究員が、連合非正規労働センター勉強会(7月3日開催)で最新の動きを講義してくれた。

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神津里季生事務局長の どまんなか直球勝負!
怒りの声を国会にぶつけて政権の暴走を阻止しよう!
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労働規制・地方創生等をテーマに
日本商工会議所と懇談会
19
連合アタッシェの大使館だより[3]
丹治英之 在ウクライナ日本国大使館一等書記官
自治労(福島市職労)出身
20
気になる数字、斜め読み[26]
鈴木不二一 働く文化ネット理事
21
ミンガラーバー![33]
自由で民主的な労働運動をミャンマーの地に
中嶋 滋 ITUCミャンマー事務局長
22
篠田教授の「労働文化」耕論[37]
篠田 徹 早稲田大学社会科学総合学術院教授
24
連合版 オトナの社会科見学[55]
国公連合 東日本高速道路労働組合
26
グローバル・リポート[55]
片瀬ケイ 米国在住ジャーナリスト

 米国の次の大統領選挙は1年以上先の2016年11月。しかし今年8月6日には共和党の候補者による第1回ディベートも行われ、早くも予備選挙に向けた活動が本格化している。注目されるのは、民主党、共和党の両党ともに、「率直な言動」で有権者の支持を集める候補者の出現だ。背景には何があるのだろうか。

28
全国でキラリ働き女子
つなが~る中![43]
大沼香絵さん
連合山形 女性委員会 委員長
JAM ナブテスコオートモーティブ労働組合 特別執行委員
29
今月の表紙
幸・せ・さ・が・し
「お友達」
第7回 連合・ILEC 幸せさがし文化展」入賞(連合大賞)
撮影/森川義正さん