月刊『連合』

 

2017年8・9月合併号

目次
02
見えていますか? 子どもの貧困

「子どもの貧困」と聞いて、みなさんは実感がありますか?
最新の日本の「子どもの貧困率」は13.9%。12年ぶりに改善したとはいえ、いまだ7人に1人の子どもが貧困状態にある。地域では、「学習支援」や「子ども食堂」など、直接子どもと関わる支援の取り組みが始まっているが、そこから見えてきたのは、厳しい貧困の現実だ。
でも、現実が見えれば、必要な支援につなげることができる。
子どもの貧困解消に奔走する最前線の取り組みを追った。

03
■熊本県の子どもの学習援助事業
伊藤 潤 熊本県健康福祉部長寿社会局社会福祉課主幹
峯 潔 自治労熊本県本部委員長
畠本靖子 学校法人松本学園総務部長
桐 有子 社会福祉法人菊愛会児童発達支援センター輝なっせ管理者
長尾佳代子 社会福祉法人菊愛会教室運営責任者
佐藤剛士 阿蘇市生活相談センター主任相談支援員
06
■地域で支える石巻市の子ども食堂
門馬 優 NPO法人TEDIC代表理事
07
■連合のスタンス
平川則男 連合総合政策局長
08
ホンキで「子どもの貧困」対策を!

地域では、子ども食堂や学習支援など、子どもの居場所づくりとそれを通じた支援への橋渡しの取り組みが始まっている。とはいえ、その現場で共通して語られたのは、まだアクセスできないでいる、多くの子どもたちの存在だ。
「子どもの貧困」を防止するためには何が必要なのか。労働組合には何ができるのか。いち早く「子どもの貧困」を発見し、警鐘を鳴らしてきた阿部彩首都大学東京教授と神津会長が語り合った。

阿部 彩 首都大学東京都市教養学部教授 × 神津里季生 連合会長
12
Free Talking 現役大学生 × 上西教授

厚生労働省の調査によると、アルバイト経験のある大学生の6割が何らかのトラブルを経験したことがあるという。学生たちが働く現場はどうなっているのか。トラブルから、どう身を守ればいいのか。バイトや就活をめぐる問題に着目し警鐘を鳴らす法政大学の上西充子教授と、2つのバイトを掛け持ちする都内の大学3年のAさんがフリートーク。驚きの実態が語られた。

学生にもワークルールの知識を!
上西充子 法政大学キャリアデザイン学部教授
14
いのちを守る絆フォーラム2017

連合は5月31日、4回目となる「いのちを守る絆フォーラム」を熊本県で開催。昨年4月の「熊本県を中心とする九州地震」の復旧・復興状況と課題について報告を受け、「震災の教訓を次世代に伝え、震災を風化させない」という同フォーラムの意義をあらためて確認した。

小多 崇 熊本日日新聞編集委員
上田 淳 連合熊本会長
■蒲島郁夫熊本県知事からのメッセージ
16
続シリーズ 2035社会を考える[7]
ICTの進展による日本の未来
古明地正俊 (株)野村総合研究所 IT基盤イノベーション本部ビジネスIT推進部上席研究員
18
ワーキングピュアNEXT[3]
19
ゆるキャラグランプリ2017
ユニオニオン初立候補!
20
全国各地 ユニオニオンが行く![6]
連合長崎
22
気になる数字、斜め読み[43]
鈴木不二一 働く文化ネット理事
23
働くみんなのワークルールQ&A[最終回]
労働契約
24
連合版 オトナの社会科見学[72]
日本郵政グループ労働組合
品川支部
26
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「ろうきん運動」「金融教育」に
関する動画・冊子ツールのご紹介
28
パソコンの前でひとりごと[2]
朝比奈あすか 小説家
29
てんてこ広報室♪[2]
3年ごしのユニオニオンPR愛
今月の表紙