月刊『連合』

 

2022年4月号

目次
02
巻頭対談
未来を担う子どもたちのために
芳野友子 連合会長 × 渡辺由美子 認定NPO法人キッズドア理事長

 2020年春の全国一斉休校から2年。新型コロナウイルス感染症の収束はいまだ見通せず、学校行事や部活動の中止・縮小、オンライン授業、黙食などが日常化し、子どもたちの生活は一変した。家庭でも、親の在宅勤務で親子の時間が増える一方、ストレスをため込む子どもも増えている。コロナ禍以前から、いじめや不登校、子どもの貧困などが深刻な社会問題となっていたが、そこにコロナ禍が追い打ちをかけた。孤立を深める子どもが増え、児童虐待も深刻化している。
 子ども・子育て支援は未来への希望につながるとともに、子どもの笑顔は社会の健全さを示すバロメーターとも言われる。未来を担う子どもたちのために、今、何をしなければならないのか。貧困の連鎖を断ち切るために「無料学習支援」に長く取り組んでいる、認定NPO法人キッズドアの渡辺由美子理事長と芳野友子連合会長が語り合った。

7
ゆにふぁん活動事例集[10]
沖縄の子どもの貧困への取り組み

 日本の子ども(18歳未満)の相対的貧困率は13.5%と高い水準にあるが、沖縄県はその2倍を超える29.9%。一人当たりの所得は全国で最も低く、非正規雇用で働く人の比率は全国で最も高い43.1%。コロナ禍が沖縄の主要産業である観光業・サービス業を直撃し、特にひとり親世帯の困窮は深刻な状況にある。でも、だからこそ、支え合い、助け合いの輪が広がっているのが沖縄だ。ゆにふぁんマップには、ランドセル寄贈や食糧支援、マスク寄贈などの活動が掲載されているが、どんな問題意識を持ち活動を進めているのか。子どもの貧困問題に取り組む、沖縄電力総連、沖縄県母子寡婦福祉連合会、沖縄県労働者福祉基金協会、連合沖縄を訪ねた。

■電力総連 沖縄電力総連
■沖縄県母子寡婦福祉連合会
■沖縄県労働者福祉基金協会
■連合沖縄
13
清水事務局長のハート・トゥ・ハート[3]
平和と公正をすべての人に
14
こころにホットたいむ with 弘子先生[22]
矢吹弘子 矢吹女性心身クリニック院長
15
AR(拡張現実)を使った
#未来づくり春闘 を更新しました!
16
ワークルール検定ドリル[12]
特別インタビュー
淺野高宏 弁護士
18
今から始める! SNS活用術[8]
特別インタビュー[後編]
嶋﨑 量 弁護士
20
若菜センセイに叱られる!?[20]
首藤若菜 立教大学経済学部教授
22
連合版 オトナの社会科見学[108]
基幹労連
キャタピラー日本労働組合
24
パソコンの前でひとりごと[47]
朝比奈あすか 小説家
25
リアル執行委員のあるある日記[3]
しまみどり
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