「杉さま」こと、杉良太郎さんは、歌手・俳優として時代劇を中心に数々のドラマ・舞台に主演している大スターだが、その傍ら国内外でのチャリティ活動や刑務所の慰問・視察などの更生支援、被災地における支援活動、ベトナムやフィリピンでの学校設立、肝炎総合対策、特殊詐欺対策など、幅広い社会貢献活動に取り組んでいることでも知られている。
連合は、「社会の一員であることを自覚し、地域および国際社会において、平和・人権・福祉・環境・教育・安全など、広範な社会貢献活動に取り組む」(連合行動指針第7条)ことを掲げ、災害救援ボランティア、必要とする人々に善意の寄付を届ける「愛のカンパ」、労働組合の社会貢献活動を紹介する
「ゆにふぁん」サイトの運営、国際労働財団(JILAF)を通じた開発途上国でのインフォーマルセクター労働者の生活改善・底上げ支援を行う「草の根支援事業」などに取り組み、最近では悪質商法撲滅に向けた政策提言も行っている。
安心してくらし、働くための大前提は「社会が平和で安定していること」を改めて痛感させられる情勢が続く中で、今、私たちに求められている社会貢献とは何か。
杉良太郎さんと芳野友子連合会長が語り合った。
2024春季生活闘争は、30年ぶりの高水準となった2023春季生活闘争の実績を引き継ぎ、賃上げの流れを確かなものにできるかどうかが焦点となっている。一方、格差の拡大や実質賃金の低下といった課題は、依然として残されている。連合の神保政史副会長、安河内賢弘副会長と東大の渡辺努教授が、望ましい賃金のあり方や労働組合に期待される役割などについて話し合った。