月刊『連合』

 

2021年1・2月合併号

目次
02
新春対談
働く者・生活者のための政策実現をめざし、
受け身から攻めへ モードをチェンジ!
中北浩爾 一橋大学大学院社会学研究科教授 × 神津里季生 連合会長
今年は、衆議院議員が任期満了を迎える10月までに必ず総選挙が実施される。昨年は、コロナ禍への対応が求められる中で、政治も揺れ動いた。
コロナ禍の影響はより立場の弱い人に集中し、格差問題の深刻さとともに、セーフティネットの不十分さなど社会構造の脆弱さが露呈した。この危機をどう克服し、命とくらしを守っていくのか。次期総選挙は、それを鋭く問う選挙になる。
連合は選挙にどう臨むのか。中北浩爾一橋大学教授と神津会長が率直に語り合った。
07
シリーズ AI新時代 vol.2
AIと憲法 — プライバシーと個人情報保護を中心に —
山本龍彦  慶應義塾大学法科大学院教授

人事AIやプラットフォーム事業に対し、個人情報保護を強化する動きが広がっている。
日本でも、リクナビ事件(内定辞退予測スコアの販売)を受けて個人情報保護法が改正されたところだ。そこで、今回のテーマは「AIと憲法」。なぜ憲法?と思うかもしれないが、プライバシーや個人情報は憲法13条「個人の尊重」にもとづいて保護されるべきものであるからだ。慶應義塾大学の山本龍彦教授に解説をお願いした。

08
START 2021春季生活闘争
賃上げの流れを止めない!
コロナ禍を克服し、将来世代に
希望がつながる社会を実現しよう!
冨田珠代 連合総合政策推進局長

今次ほど春季生活闘争の真価が問われる年はないだろう。
2014闘争以降7年連続で賃上げを実現し、「底上げ」「底支え」「格差是正」の流れをつくり出してきた中で迎える2021闘争は、コロナ禍によって明らかとなった社会の脆弱性と日本が抱える構造課題の克服に向けて、これまでに経験したことのない環境下での取り組みとなる。
連合2021春季生活闘争方針は、「賃上げの流れを止めてはならない」と投げかけている。方針決定に至る経過でどんな議論があったのか。その意義と目的は何か。闘いをどう進めていくのか。冨田珠代連合総合政策推進局長に聞いた。

12
気づこう、アンコンシャス・バイアス
真の多様性ある職場を〈診断結果〉

連合は、誰もが多様性を認め合い、互いに支え合うことのできる職場・社会の実現をめざす取り組みの第一歩として、まずは「気づき」から始めようと、アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み、偏見)診断を実施した。
回答者数は50,871名と、連合が行った各種調査の中では近年まれにみる回答者数となり、アンコンシャス・バイアスに関する関心の高さが浮き彫りとなった。

14
働く人が主役! 連合アクション
毎月5日は、05れんごうの日
あつまれ! ユニオンスクエア

連合アクションの一環として、毎月5日の「れんごうの日」に多様な働く人々にスポットをあてた全国一斉行動・一斉配信が始まっている。
その一つが連合本部のツイキャス生配信「連合チャンネル・あつまれ! ユニオンスクエア」。視聴者も生放送中にコメントを書き込んで参加できる。

■「アンコンシャス・バイアス」についてトーク!!
モスコ ツイキャス配信者
コーヘン会 YouTuber
岸田ひろ実 株式会社ミライロ講師
山本和代 連合副事務局長
ナオキ兄さん (MC)
16
■働く人にありがとう!
齋藤久子 情報労連中央執行委員
鈴木光敏 JAM J-TREC労働組合委員長
18
View Point #若者→労働組合[8]
室橋祐貴 日本若者協議会代表理事
20
若菜センセイに叱られる!?[10]
首藤若菜 立教大学経済学部教授
22
こころにホットたいむ with 弘子先生[10]
矢吹弘子 矢吹女性心身クリニック院長
23
国際労働運動の窓[16]
郷野晶子 ILO(国際労働機関)理事
24
連合版 オトナの社会科見学[101]
連合アタッシェ その[3]
28
パソコンの前でひとりごと[35]
朝比奈あすか 小説家
25
新連載
ほんワーカー[1]
モニカ
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