連合リビングウェイジは、労働者が健康で文化的な生活ができ、労働力を再生産し社会的体裁を保持するために最低限必要な賃金水準を連合が独自に算出しているものです。春季生活闘争において「底支え」「格差是正」の最低到達水準を決定する際の参考として、地域別最低賃金審議会における金額審議の際の主張の根拠として、また企業内最低賃金を年齢別に定める際の参考資料などとして、広く活用されています。
最初に連合リビングウェイジを算出したのは2003年8月で、それ以降、調査を進めながら、およそ5年ごとにリビングウェイジを見直してきました。
2024年の改定では、前回改定の2021年時の考え方を踏襲しながら物価変動や生活スタイルなど様々な情勢の変化を踏まえ、算出しました。
報告書には、食費、家具・家事用品といった項目別に試算の考え方を記載しています。埼玉県さいたま市をモデル地域にしていますが、小売物価統計調査データ等をもとに各都道府県の金額へ換算した「都道府県別リビングウェイジ」も掲載していますので、ぜひご活用ください。