労働・賃金・雇用

 

春闘(春季生活闘争)

どうして「春の闘い」なの?

 2月から3月にかけて、新聞やニュースで大きな話題になる「春闘」。実は世界でも独特の手法だということをご存知でしょうか?
 日本の多くの企業は会計期間を4月1日から翌3月31日までとしています。そこで、労働組合は直前の2月から3月頃にかけて、次の年度の賃上げや労働条件について、そろって要求を出して交渉するのです。
 これが、日本の労働組合にとって一年で一番大きな闘いが春に行われる理由であり、連合ではこれを「春季生活闘争」と呼んでいます。

産業別に交渉するワケ

 春闘はあくまで企業と組合との間で行われますが、労働組合の交渉力を高めるために、連合や同じ業種の労働組合(産業別労働組合)の方針や日程のもとで、足並みをそろえた交渉を行っています。交渉期間中のみならず、方針・要求策定段階から組合間の情報交換を行い、一企業のみならず、働く者全体、産業全体で賃金や労働条件の底上げをはかるよう工夫しています。

春闘も変わる?

 春闘の誕生から60年以上が経過し、社会情勢の変化に伴って、春闘で力を入れるべきポイントも年々変化しています。
 2016年、連合は中小企業で働く人々、非正規雇用で働く人々、労働組合のない職場で働く人々の処遇改善を通じて、格差是正とデフレからの脱却を実現するため、従来の「大手追従・大手準拠」からの転換に挑戦しました。

連合の役割

 春闘の交渉の主役は企業ごとの組合や産業別労働組合ですが、連合は日本経済全体や労働者の置かれた状況全体を俯瞰し方針を策定したり、産業別組織間の調整をするなど、春闘全体の成果を最大化し、社会全体に労働条件の底上げを波及させるために努力しています。
 このホームページでは、連合加盟の労働組合の賃上げ集計データなどを、過去10年分にわたって公開しています。ぜひお役立てください!

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