連合は労働者の生活のセーフティネット機能を高めるため、リビングウェイジ(健康で文化的な生活ができ、労働力を再生産し社会的体裁を保持するために最低限必要な賃金水準)を独自に試算しています。これは春季生活闘争(春闘)や最低賃金引き上げにおける交渉の基礎資料として、とても重要なものです。
現在、2021年末の公表を目途に連合リビングウェイジを見直しています。今回は、これまでの手法に加え、広く皆さまのご意見を伺った上で検討を深め、より適切な水準にしたいと考えております。ご協力いただけると幸いです。
連合リビングウェイジは「健康で文化的な生活ができ、労働力を再生産し社会的体裁を保持するために最低限必要な水準」と定義しています。金額の決定にあたっては、前述の定義にふさわしいと考えられる品目や費用(冷蔵庫を所有する、社会的交際は●円、など)をひとつひとつ積み上げていくマーケットバスケット方式を採用しています。
今回のアンケートは、連合リビングウェイジの水準を一般的な実態や感覚に則したものに近づけるべく、「食費」「電化製品」「小遣い」等、とりわけ身近なものについてお考えをお伺いするものです。
全体を通して
連合リビングウェイジは「理想の」水準ではなく、あくまで健康で文化的な生活ができ、労働力を再生産し社会的体裁を保持するために「最低限必要な」水準を決定するものです。各設問への回答にあたってはこの点をご留意ください。
なお、今回の設問と直接かかわりませんが、今回の「連合リビングウェイジ」改定作業での基本的な想定は以下の通りです。
F1【世帯構成】
以降の回答を集約する際の参考情報として伺います。ご自身の実際の世帯構成でお答えいただくのが基本ですが、該当するものが無い場合は、近いものを選択ください。なお、例えば「単身世帯」とお答えいただいた方も、Q7【小遣い】などの設問に対しては仮に子がいた場合を想像して回答してください。