自動車総連の国際活動 ~毎月5日は、05(れんごう)の日 「あつまれ! ユニオンスクエア」~

2021年9月5日

毎月5日は、05(れんごう)の日 ツイキャス連合チャンネル

あつまれ! ユニオンスクエア

れんごうの日のツイキャス生配信「あつまれ! ユニオンスクエア」、略称「あつユニ」。国際的な課題である児童労働について学んだ後は、労働組合としてグローバルな取り組みを行う自動車総連に話を聞いた。(2021年7月5日実施)

 

 

自動車総連の国際活動

大変革期の自動車産業

ナオキ兄さん 続いて大好評の「働く人が主役!」コーナー。ゲストは自動車総連の中島国際局長です。

中島 自動車産業は、すそ野が広く、素材から部品、組立、販売、輸送、燃料関係まで含めると約550万人が従事しています。自動車総連には、そのうちメーカー、車体・部品、販売、輸送の各業種で働く仲間が結集し、加盟組合数は1000、組織人員は79万8000人。賃金・労働条件の改善のほか、産業政策活動、社会福祉活動、国際活動などに幅広く取り組んでいます。

自動車1台に使用される部品数は約3万点。コロナ禍で世界的に半導体不足が起きていますが、最近の自動車はドアもカギも電子制御なので「半導体が入らないので納車が遅れる」状況が続いています。

自動車産業のもう一つの特徴は高度にグローバル化が進んでいること。最初は、日本の工場で製造した自動車をフェリーに載せて輸出していました。次に日本のメーカーが海外に工場をつくり、日本から部品を輸入して完成品を製造しました。そして最近は、アジア各国の政府が海外資本を呼び込もうと日本の自動車メーカーを招致し、そこで生産した自動車を近隣諸国に輸出するようになっています。日系企業にとっても、そこがグローバル展開の拠点になっているんです。

建設的な労使関係の構築

ナオキ兄さん そうした中での自動車総連の国際活動とは?

中島 最大の課題は、グローバルオペレーションへの対応です。各国政府は外資導入で自国の経済を発展させたい、企業は海外市場を拡大したい。でも、そこで働く人たちの賃金・労働条件は低く抑えられている。そうした構図が見えてきた。実際に海外法人では労使紛争が頻発しています。労使関係が悪化すると、会社はうまくまわりませんが、現地の政労使は労使関係の重要性をほとんど認識していない。

そこで自動車総連では国際活動「20・30ビジョン」を策定し、2030年までにすべての国の日系自動車企業労使で「建設的労使関係」が理解・共有され、労使対話が実践されていることをめざすとともに、日本の労働組合が現地労組の「最も信頼できる相談相手」になれるよう関係構築に取り組んでいます。

具体的には、①日本の使用者側に現地労使関係の重要性を共有する、②日本の労働組合で国際活動を担う人材育成、③現地組合の「建設的労使関係」への理解促進などの活動を進めています。コロナ禍で現地に行くことが難しくなりましたが、オンラインでの会議や意見交換など、できる方法を模索してきました。

ナオキ兄さん 自動車産業の将来は?

中島 産業は大変革期にあります。電動化や自動運転、シェアリングサービスなどが注目され、SDGsという視点から環境負荷軽減へのアプローチも問われています。どれもまだ「正解」はなく不安も感じますが、やはり自動車産業で働く者として、社会が求める変革に応えていかなければと思っています。地域によって違うと思いますが、クルマに何を求めるのか、率直な意見を聞かせてもらえるとうれしいです。

とみとみ 海外で走るなら四輪駆動車かな。

わんたろう 地方ではクルマは必需品。岐阜に住んでいた頃は通勤に使いましたし、今もレンタカーを借りて車載放送をしています。

ナオキ兄さん 自動車産業の未来がどうなっていくのか、ますます楽しみですね!

※この記事は、連合が企画・編集する「月刊連合8・9月合併号」をWEB用に再編集したものです。

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