先行組合の「賃上げの流れ」を引き継ぎ中堅・中小組合が健闘  ~2022春季生活闘争 第2回回答集計結果について~

2022年3月25日

連合(会長:芳野友子)は3月24日(木)午前10:00時点で、2022春季生活闘争の第2回回答集計を行いましたので、結果を報告いたします。

 

【概要】

○平均賃金方式で回答を引き出した1,237組合の加重平均は6,452円・2.13%(昨年同時期比937円増・0.32ポイント増)となった。第1回回答集計(6,581円・2.14%)の水準を維持している。
賃上げ分が明確に分かる組合の賃上げ分は、全体および1,000人以上の組合で昨年同時期比マイナスになっているが、999人以下の組合はすべての規模区分で昨年同時期を上回っている。300人未満の中小組合309組合の賃上げ分は1,626円・0.62%(同418円増・0.15ポイント増)で、第1回回答集計に続き額・率とも全体を上回っている。
先行組合が作り出した「賃上げの流れ」を中堅・中小組合がしっかりと引き継ぎ、「人への投資」と月例賃金にこだわって粘り強い交渉を行った成果と受け止める。

〇第2回回答集計として初めて、要求状況・妥結進捗状況を集計した。3月24日時点で4,720組合が要求提出済み、うち月例賃金改善(定昇維持含む)を要求した3,851組合中1,025組合が妥結済みである。その半数で賃金改善分を獲得している。

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