本日、4 月 4 日(水)午後 5 時時点で第 3 回回答集計を行いました。結果を報告いたします。
【概要】
- すべての組合が月例賃金にこだわり「底上げ・底支え」「格差是正」をめざして取り
組んだ結果、4 月 4 日(水)時点で要求提出済みの 5,678 組合のうち、月例賃金改善
を要求した組合は 4,594 組合(昨年同時期比 907 組合増)となった。そのうち 2,129
組合・46.4%が妥結済みで、昨年同時期を 920 組合・13.6 ポイント上回っている。
賃上げ要求のすそ野が広がるとともに、3 月月内決着の流れが大きく前進した。 - 賃金引き上げの回答は、第 3 回集計においても、企業規模にかかわらず昨年同時期を
上回っており、賃金引き上げの流れが力強く継続している。
とりわけ、平均賃金方式で回答を引き出した中小組合(300 人未満)の平均は 5,180
円・2.06%で、額・率ともに、2014 年以降最も回答水準が高かった 2015 年(5,185
円・2.08%)とほぼ同水準となった。このことは現時点において、連合が主張してき
た「大手追従・大手準拠などの構造を転換する運動」が定着・前進し、中小組合が自
らめざす賃金水準にこだわり、粘り強く交渉した成果と受け止める。 - 非正規労働者の賃上げの回答水準は、加重平均で時給 26.7 円(昨年同時期比 3.21 円
増)、月給 4,991 円(同 589 円増)となり、いずれも昨年同時期を上回った。 - すべての労働者の立場にたった「働き方」の見直しについては、長時間労働の是正、
職場における均等待遇実現に向けた取り組みなど、多岐にわたる項目で前進回答が引
き出されている。 - 本日「中小共闘センター」および「共闘推進集会」を開催し、「底上げ・底支え」「格
差是正」をめざして、月例賃金の引き上げと人への投資を徹底して追求していくこと
を確認した。
「底上げ春闘」はこれからが正念場である。連合は、構成組織および地方連合会と
緊密に連携し、すべての労働者の処遇改善を実現するため、引き続き取り組んでいく。
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