なぜ?ナゼ?まるわかり教室「ディーセント・ワーク」(監修:連合 国際局)
「ディーセント・ワーク」とは、国際労働機関(ILO)のフアン・ソマビア元事務局長が1999年に、ILOの理念・活動目標として示し、ILOの活動の主目標と位置づけられました。日本語では、「働きがいのある人間らしい仕事」と訳し、連合も目標達成に向けて全力で取り組んでいます。今回は連合の取り組みについて解説します。
人間らしく働くって?〜ディーセント・ワークの背景〜
公正なルールが確立されていないグローバル化が進展してしまうと人間らしく働けなくなってしまいます。世界には、労働の尊厳が軽視され、ディーセント・ワークからは程遠い地域・状況がいまだに存在していることから、1948年に国連で採択された「世界人権宣言」や同年のILO総会で採択されたILO第87号条約(結社の自由と団結権保護)でうたわれている人権に関する普遍的な理念や基準の再確認が必要です。
ディーセント・ワークを実現するための連合の4つの取り組み
連合大会でも呼びかけを実施