ブログ「保育園落ちた、日本死ね!!!」が、子育て世代の生の声を吐露し、そのアンサーブログやTweetがネット世論となり、国会にまで波及した。しかし、政権の答弁から透けて見えるのは、「少子化対策」や「女性活躍」を叫びながらも、子育て世帯や保育現場への実質的支援を後回しにする姿だ。
一方、制度欠陥で低所得な保育士には「勲章授与」で、経済的に負担の多い子育て世帯の給付金は止めておきながら、低所得高齢者には1人3万円の給付が、政権により決められた。まさに、届くべきところに税金が届かない「ねじれバラマキ」だ。
しかし、今年の夏はそんな嘆くべき「ねじれバラマキ」解消や、知らないうちに勝手に決まろうとしている日本を殺す?ルールの芽を摘むラッキーチャンスでもある。
そこで、このチャンスをより多くの人に活かして貰うためについて、連合ではクールな近未来型報道アニメ番組『ほどほどステーション』で、そのからくりをオブラートに包みながらまとめた。
~第一回の特集は『そこでいいの?税金3万円のねじれバラマキ』~
近未来型報道アニメ番組『ほどほどステーション』が放送されている架空の世界のN国では、今年の夏に選挙を控える一方で、少子化や国の借金など問題山積みとなっている。財政が限られるなか、選挙を控えたタイミングで、国民に3万円が配られることになった。
3万円貰えるなんて嬉しいことのはずですが、どうもそこには「落とし穴」が。
番組ではこの問題について、ギャグや例え話が得意の司会「エルナーラ」(画面左、声:「フクシ君」でお馴染みの落合福嗣さん)と、カメラに対し斜に構えた確度がポイントの司会「クリス」(画面右、声:大空直美さん)が問題を解説
特集は税金3万円の「バラマキ」について
この問題を解説しようと勢い余った司会のエルナーラ。つい誤ったフリップボードを出してしまうが、そこには・・・
3万円も配られると喜んだのも束の間、ネズミ小僧からお金が配られるのは・・・
まだまだ、説明に納得のいかないソーシャルメディアの反応をうけ、別の解説に話が進んでいった。景気の良さそうな調子の歌「票田コロリン、すってんてん♪」に誘われて、おじいさんが穴に落ちると、そこは「美しいネズミの国」だった。
穴におちた沢山の老人たちは、胸に議員バッヂ(?)を光らせるネズミ達に接待攻勢をうけて戸惑っていると
誇らしげにバッヂを光らせたネズミたちが、若者や子供をおぶった母親たちを・・・
クリスの解説ではこの「バラマキ」で、赤ちゃんにも、高校生にも、サラリーマンにも、主婦にも、約841万円の借金が・・・
子育て世帯や保育環境にお金が回らない一方で、なぜ・どこに・いくら税金が回っているか、「ねじれバラマキ」の実態をお分かり頂けただろうか?あなたが今年の夏に訪れるチャンスを活用し、状況を変えない限り、「日本死ね」の声は止まらないかもしれない。
『ほどほどステーション』では、ギリギリのギャグや例え話でみんなの声を代弁する司会「エルナーラ」の声は「フクシ君」でお馴染みの落合福嗣(フクシ)さん(@fukushi_o)、とカメラに対し斜に構えた確度がポイントの司会「クリス」の声は大空直美(@osorasan703)さんが務め、BGMなどにもパロディをちりばめているので、ぜひ音声をONにして耳に残るフレーズをお楽しみください。
『ほどほどステーション』内の報道パロディを気づきの方、こんなテーマを扱ってほしいという方、声優さんの感想など、ぜひ「#ほどほどステーション」をつけてTwitterなどでご意見をお寄せ下さい。
『ほどほどステーション』の次回特集は「経営者LOVE解雇マシーン(仮題)」を予定しています。
【関連リンク】
YouTube動画 ほどほどステーション 第一話「ネズミで例える金のバラマキ編」
『ほどほどステーション』 YouTube再生リスト
【声の出演者】
クリス: 大空直美
青二プロダクション所属。
大阪府出身。立命館大学映像学部卒業。
「アイドルマスター シンデレラガールズ」緒方智絵里、「トリアージX」小湊雛子といったアニメ作品、「おはよう日本」「クローズアップ現代」といった報道番組で吹き替えを担当。バラエティ番組などの出演経験もあるなど、幅広く活躍されています。
エルナーラ: 落合福嗣
青二プロダクション所属。
名古屋出身。国士舘大学21世紀アジア学部、アミューズメントメディア総合学院卒業。
「ダイヤのA SECOND SEASON」玉木浩司、「灰と幻想のグリムガル」モグゾーといったテレビアニメ、「情報7days ニュースキャスター」「指原カイワイズ」のナレーションを始め、様々なテレビ番組、ラジオ番組などで活躍されています。
制作: 株式会社ピコナ