中小組合の賃上げ額・率は、昨年同時期とほぼ同等。有期・短時間・契約等労働者の賃上げは、時給・月給ともに昨年同時期を上回る
連合2020春季生活闘争につきまして、4月2日(木)午後5時時点で第3回回答集計を行いましたので、結果を報告いたします。
【概要】
〇中小組合の賃上げ額・率は、昨年同時期とほぼ同等
賃上げ分が明確に分かる中小組合(組合員数300人未満)の賃上げ額・率は、1,407円・0.58%(昨年同時期比66円減・0.03ポイント減)で昨年同時期とほぼ同等となった。
〇有期・短時間・契約等労働者の賃上げは、時給・月給ともに昨年同時期を上回る
有期・短時間・契約等労働者の賃上げは、加重平均で、時給28.87円(同2.00円増)、月給6,157円(同1,760円増)となり、ともに昨年同時期を上回った
〇平均賃金方式の全体の賃上げ率は、前回(第2回)集計の1.94%を維持
日本全体の経済活動が日々縮小に向かう中、ここ数年の賃上げの流れが土台となり、全体の賃上げ率は前回(第2回)集計の1.94%を維持した。第3回集計が第2回集計と同等なのは、2017闘争以来3年ぶり。
〇妥結組合数は昨年同時期を上回る
4月2日までに妥結した組合は、2,061組合(同174組合増)となっている。現下の厳しい状況に立ち向かうため、早期決着にむけた労使の努力が表れたものと受け止める。
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