ねぇ、つながっちゃお!ゆにふぁん活動事例集

2020年8月7日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゆにふぁん」とは、労働組合独自で展開しているボランティア活動や、地域でお付き合いのあるNPO・NGOなどと連携した活動を“見える化”して、個人の意思で活動に参加することや、物資や資金などを支援することができる仕組み。「支え合うこと、助け合うこと」をもっと身近に、そして社会に広げていく。

第4回は、日本教職員組合推薦団体の社会応援ネットワークが運営する「【新型コロナ】【災害ストレス】#子どもの心のケアプロジェクト」を紹介する。

子どもや教職員・保護者の心を支える「社会応援ネットワーク」

「私たちにできるのは、子どもたちへの励ましのメッセージを送り続けること」。東日本大震災後、そんな思いで、全国の小・中学校に無料配布している「子ども応援便り」編集部の有志が立ち上げた団体が「社会応援ネットワーク」だ。設立以来、被災地の子どもたちや教職員、保護者の心のケアに取り組むほか、防災教育やパラスポーツ体験授業など教育現場の声に応えた活動を続けてきた。

 

 

 

 

 

 

 

「#子どもの心のケアプロジェクト」とは?

新型コロナウイルスの感染拡大により全国的に小・中学校が休校となり、子どもたちを取り巻く状況は一変した。感染対策や心のケアに関する真偽が確かではない情報が飛び交い、団体には「どの情報を信じれば良いのか」など教職員や保護者から不安の声が多く寄せられたという。

そこで「学校支援を続けてきた自分たちだからこそできることを」と、心のケアに詳しい各分野の専門家の協力のもと、Q&A形式で保護者や教職員の悩みに答える特設ページを開設。「正確で整理された情報」を配信することで、刻一刻と変化する子どもたちの問題に対して、対処できるようにと本プロジェクトは開始された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロジェクトの今後とクラウドファンディング

今後は、再開された学校現場へのヒアリングなどを通じて内容をアップデートし、「第二波」の襲来にも迅速に対応できるような情報発信を続けることが求められる。また、「心のケア」は平常時においてもいじめや不登校への対応に有用ともされている。様々な分野の専門家に監修を依頼し、情報掲載とネットワーク拡大を通じて、子どものケアに関するポータルサイトや新時代の専門メディアへ発展していくことも期待される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年4月の特設ページ新設にあたり、専門家、イラストレーター、ウェブデザイナー、編集者などが無償で全面的に協力した。継続的に確かな情報を発信するため、現在クラウドファンディングに挑戦している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※この記事は、連合が企画・編集する「月刊連合8・9月合併号」をWEB用に再編集したものです。なお、「月刊連合8・9月合併号」は8月25日発行予定です。

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