「ゆにふぁん」とは、労働組合独自で展開しているボランティア活動や、地域でお付き合いのあるNPO・NGOなどと連携した活動を“見える化”して、個人の意思で活動に参加することや、物資や資金などを支援することができる仕組みです。「支え合うこと、助け合うこと」をもっと身近に、そして社会に広げていきます。第5回は、連合本部推薦の日本若者協議会「新型コロナの影響で働く悩みを抱える若者を労働相談に繋ぐ悩み相談プラットフォーム」を紹介します。
若者の声を社会へ届ける日本若者協議会
日本若者協議会とは、若者の声を社会へ届けることを目的に、高校生や大学生が中心となって活動しています。各政党との意見交換会や日本版ユース・パーラメント(若者議会)の開催など、多彩な政策提言活動を行っています。これまで、被選挙権年齢の引き下げ、供託金の引き下げ、審議会での若者比率の上昇、子ども・若者省の設置などでは、多くの場面で数多くの若者の声を反映してきました。また、超党派の「若者政策推進議員連盟」の事務局を担っています。
新型コロナにより大きな影響を受けている若者
非正規雇用やアルバイトとして働くことが多い若者は、新型コロナによって、より大きな影響を受けています。飲食業などを中心に、緊急事態宣言解除後も客足が戻らずにシフトが回復しない、休業になっても勤務先から補償が受けられないなど直接的な影響が大きい若者たち。学生の就職活動への影響や、非正規雇用で働く割合が高い若者の雇用不安の増大も懸念されています。
「悩みの共有」から「労働相談」へつなぐサイトの開設へ
新型コロナの影響で、働く悩みを抱える若者たち。その多くは、友達同士での悩みの共有や、SNSや掲示板への投稿により一時的に悩みを緩和するだけで、解決にはつながらず一人で苦しんでいます。「労働相談」は若者にとって身近ではなく、選択肢としては浮かばず、「自分が我慢すればいい」と思ってしまうのが現状です。
そこで、より多くの若者を、労働相談や解決に向けた専門的な知識へとつなぐサイトを制作するプロジェクトを立ち上げました。
サイト制作のための寄附金について、詳しくはこちら
※この記事は、連合が企画・編集する「月刊連合10月」をWEB用に再編集したものです。