中小組合、有期・短時間・契約等労働者の「賃上げの流れ」続く ~2021 春季生活闘争 第 5 回回答集計結果について~

2021年5月10日

中小組合、有期・短時間・契約等労働者の「賃上げの流れ」続く
~2021 春季生活闘争 第 5 回回答集計結果について~

 

連合2021春季生活闘争につきまして、5月6日(木)午前 10 時時点で第5回回答集計を行いました。
結果を報告いたします。

〇賃上げ要求組合、妥結組合ともに昨年同時期を上回る。
月例賃金改善を要求した 5,361 組合(昨年同時期比 688 組合増)のうち、3,111組合(同175 組合増)が妥結し、賃上げ要求・妥結ともに昨年同時期を上回った。妥結内容が確認できる 2,006 組合のうち 48.6%が賃金改善分を獲得し、98.6%が定昇相当分を確保した。
〇賃上げ額が明確に分かる中小組合の賃上げ率は、今次闘争最高に。
平均賃金方式で回答を引き出し、賃上げ分が明確に分かる 1,213 組合のうち、組合員数 300 人未満の中小組合(763 組合)の賃上げ分は 1,379 円・0.57%で昨年同時期と同等、かつ、率は全体(0.56%)を超えるとともに、今次闘争では最も高い結果となった。
○有期・短時間・契約等労働者の賃上げは、一貫して一般組合員を上回る。
加重平均で、賃上げ額は時給 21.88 円・月給 4,442 円、引上げ率は概算でそれぞれ 2.13%・2.03%となり、今次闘争では一貫して一般組合員(平均賃金方式)を上回っている。
〇「働き方の見直し」は多岐にわたる項目で回答引き出し。
長時間労働是正、有期・短時間・契約等労働者の雇用安定や処遇改善、65 歳までの定年引き上げなど、多岐にわたる項目で回答が引き出されている。

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