国際労働運動の窓 Vol.6

2018年9月6日

第107回ILO総会での「仕事の世界における男女に対する暴力とハラスメント」に関する基準設定の委員会は、深夜近くまで議論が及ぶことがあった。今回の最も大きな議論は、勧告により補完される条約とするか、勧告のみとするかであった。条約への反対を表明した政府は米国のみ。また、日本政府は基準の内容が明らかでないので保留とした。この米国と日本政府の発言に対しては、労働者側からブーイングが起きた。

国際労働運動の窓 vol.2

2018年6月1日
カタールのカファラ制度とILOが果たした役割 総人口の88%が外国人労働者 中東諸国で広まっている「カファラ制度」をご存じだろうか? カファラ制度とは、カタールをはじめ中東諸国特有の労働契約制度のことであり、雇用者が保証

国際労働運動の窓 Vol.1

2018年2月15日
ILOと国際労働運動 連載スタートにあたり 縁あってゼンセン同盟(当時)の国際局に入局して以来、国際労働運動に36年間従事してきた。と言っても、最初の10年ぐらいは何もわからず、ともかく翻訳等使い走りの仕事であった。私の