記者会見 2021年10月

 

連合記者会見

10月定例記者会見

芳野会長、清水事務局長(2021年10月21日)

連合記者会見全文

(※聞き取れない部分、不明な部分には「●」を使っています)

芳野会長

 大変お疲れさまでございます。芳野でございます。今日もたくさんの記者の皆様にお集まりいただきまして本当にありがとうございます。今日は1時半から、大会以降第1回目の中央執行委員会を開催させていただきました。
 大会以降多くのマスコミの皆様方に取り上げていただきまして感謝を申し上げたいと思います。今日の中央執行委員会で冒頭中央執行委員の皆様と確認をしたのは、この間マスコミで取り上げられています非正規雇用の課題解決ですとか、ジェンダー平等の視点をどう連合運動の中に組み込んで入れていくのかというご質問を多くいただいていますので、今後向こう2年間の連合の運動方針、これを執行していくわけですが、その視点を確実に入れていきたいということで冒頭確認をさせていただいております。
 また、現在選挙期間中ということもありますが、構成組織また地方連合会、連合本部、それぞれ合わせて一丸となってこの選挙戦を闘い抜いていこうという中で、明日になりますけれども、静岡の参議院議員選挙の補選が現在行われています。現地に私が入ることになっておりますが、そこに立憲民主党の枝野代表また国民民主党の玉木代表もお入りになりますので、三者で心を合わせて闘っていきたいということで報告をしております。また、明後日からは可能な限り各選挙区に入っていきたいというふうに考えておりますので、積極的に連合としても関わっていきたいということです。
 それから司会のほうからもありましたように、今日この記者会見の後に2022春季生活闘争基本構想の記者レクが入っておりますが、今日この基本構想についてご確認をいただきました。とりわけ中執の皆さんからのご意見では、やはり非正規雇用の課題について、資料が今日は少なめにお出ししたものですから、実際にはありますが、きちんと非正規雇用の実態が分かるような資料を提示をしてほしいというご要望をいただいたり、今後具体的なことは専門委員会の中で議論をしていくわけなんですが、とりわけ男女間賃金格差をはじめとするジェンダーの課題について、今日はペンディングということになっておりましたので、それがいつまとまるのかというご質問もいただきました。今日、連合の専門委員会のメンバーが確認されましたので、今後委員会が開いて議論をしていくわけですが、おおむね10月25日にジェンダー平等・多様性推進委員会が開催されますので、そこでジェンダーの関係については議論をされ、11月2日に春季生活闘争の討論集会で、ここでさらに深掘りをしていただくということもあわせて確認をいたしました。
 今日は第1回目の中央執行委員会ということでしたので、委員会の確認ですとかそういったことが中心になった委員会ということでございます。よろしくお願いいたします。

清水事務局長

 事務局長になりました清水でございます。よろしくお願いいたします。本日の第1回の中央執行委員会では協議事項として今会長からもありましたように、2022春季生活闘争基本構想案についてご確認をいただきました。様々な資料ございましたが日本の賃金が20年以上にわたり停滞している、上がっていないと、このことについて、やはり分かってはいたけれども衝撃的だというお話がございました。中期的、構造的課題が様々ありますが、連合全体でそういった問題意識を共有した上で、産業ごとの状況は違いますけれども各構成組織においてよく検討していただくということで今日の基本構想案についてご協議をいただきました。また経済・社会の活力の原動力となる人への投資を積極的に求める、未来をつくる春季生活闘争ということで「未来づくり春闘」を展開していこうということについてもご確認をいただいたところであります。
 また第49回衆議院選挙、会長からも言及がございましたが、それに関わって連合の推薦候補者が213人であることも確認をいたしました。私からは以上でございます。

質疑応答[1]
Q.(朝日新聞・フジサキ氏)

 芳野会長に2問と清水事務局長に1問伺わせてください。1問目が、衆院選でも分配政策というのが語られていますが、これから春闘に臨むにあたって連合としてこういった点でどういった存在感を出していきたいというふうに考えられているかという点と、もう1つは古本さんの件でお伺いしたいんですけれども、全トヨタの、直前に古本さんが選挙に出ない方針を決めたことについての受け止めと、今後も選挙区に出さないというご方針のようですけれども、野党の大きな塊をつくって政権交代をめざしていくという大きな連合の方針との、いわば齟齬みたいな部分っていうのをどういうふうにお考えになるか。あと労使協調から労使一体ともとれるような議論も展開されているように見受けられるんですけども、労働組合運動の全体への影響っていうのをどう考えられてるかっていうことを伺わせてください。
 清水事務局長にお伺いしたいのは、この「未来づくり春闘」というのが分かるようで分からない部分がありまして、もう少し具体的にお伺いできるとありがたいです。よろしくお願いします。

A.(会長)

 まず1つ目、春季生活闘争においてどう存在感を表していくかということです。まず私たち労働組合ですので、職場の中でしっかりと春季生活闘争の要求項目についてきちっと労使で話し合っていく、話し合う前にきちんと要求をしていくということを機関手続きでしっかりと決めていくということと、労使協議会、労使の交渉を充実させていくということがまず、第一義的にあるかというふうに思います。その積み重ねが結果として連合の春季生活闘争の結果に反映されますので、まずは基本的なことではありますが、きちんと要求を出していく、その上できちんと労使交渉を積み重ねていくということだというふうに思います。その結果、まあ結果がついてくるんだろうというふうに思います。ただ、前回の記者会見のときにも申し上げたかと思いますが、やはり産業によってかなり温度差があるかと思います。このコロナ禍で、飲食だとか宿泊だとか交通だとか、本当に厳しい産業もありますので、そういうところにおいてもまず雇用を守っていく、その上で自分たちの処遇をどうしていくのかということをしっかり協議していただきたいということでやっていきたいと思います。
 それから自動車の関係ですが、今日も中央執行委員会の中で説明がありました。連合としては非常に残念なことではありますが、今選挙中でもありますし、連合としては連合推薦候補者全員当選に向けてしっかりと、地域も含めて、地方連合会中心にはなりますけれども、その取り組みを強化していくということだというふうに思います。

A.(事務局長)

 「未来づくり春季生活闘争」という書き方をしていますが、これについては先ほど冒頭申し上げたように20年来賃金が上がっていない、停滞をしているということについて、その賃金を確実に上げていく。所定内の賃金で生活がしっかりできるような、様々な、ローンを払ったり、いろいろな子供のことでお金がかかる、そういったときに足りなくなっているというような状況が現在の賃金が停滞しているというところでありますので、そこが確実に賃金引き上げに向かって全体的に未来が見えるというか、先のきちんとした生活が見えるような、生活者としての安定という意味で先を見ていきましょうということ。もう1つは先ほどからありましたように、いわゆる非正規・パート・派遣等で働いている方々、ここについてはこの間の貧困・格差の拡大という、政策の中で非常に置いておかれてしまっていると。そういったところについての引き上げをきちんと行うことで、様々な働き方をしているすべての人が未来に向かって賃金の引き上げを感じることができるような、そういった春季生活闘争に連合としてはこの間やっていきましょうと。これまでも様々な賃金引き上げのパーセントを出し、取り組みをしてきましたが、実感をできる形として作り上げていこうと、それを求める声が各構成組織から強く上がっていますので、そういった意味で「未来をつくる春季生活闘争」と、そういうような文言を考えたところでございます。以上でございます。

質疑応答[2]
Q.(朝日新聞・サワジ氏)

 2点あって、1つは芳野会長にお伺いしたいんですが、岸田さんが官邸につくった「新しい資本主義実現会議」に委員メンバーとして加わっていらっしゃいますが、この会議について政府からどのような説明を受けていて、芳野さんご自身連合としてはこの会議でどういったことを主張されていこうとお考えなのかというのが1点目。
 それから2点目が春季生活闘争方針で、あとで説明があるのかもしれませんけれども、この格差是正の目標水準のところにまだ数字が入っていませんが、これは今後どういう扱いになるのか確認させていただけますか。どちらでも構いません。以上2点をお願いします。

A.(会長)

 ありがとうございます。まず1点目ですが、まだ政府からの説明がありませんので、その点については次回以降もしご説明できる点があれば次回の記者会見のときにとなりますが、労働組合・連合ですので基本的なところは連合ビジョン「働くことを軸とする安心社会」の考え方に基づいての主張になるかと思います。
 あと数字ですね、11月2日の討論集会もありますので、そこで様々ご意見をいただいて、そのあと結論を導かせていきたいと思います。

質疑応答[3]
Q.(NHK・ミヤザキ氏)

 基本構想について会長にお伺いいたします。さっきの事務局長のご説明とも被ってしまうかと思いますが、会長のお気持ちも伺いたいということで、基本構想はまず2プラス2で4%程度の賃上げということは、数字自体は去年と変わらないと思いますけれども、どういう気持ちを込めてといいますか、認識でこの数字になったのかということと、文言自体も「人への投資」ですとか「分配構造を転換する突破口とする」というような形で、目先のことだけではなく割と中長期的なところを踏まえての文言になっているのかなというふうにも感じるんですが、そういったところの思い・狙いなどを会長からもお伺いできればと思います。

A.(会長)

 まず2プラス2の考え方ですが、これは私の気持ちとすれば、連合として決めたことはしっかりとやっていくという旗振りをしていくということです。これまでの三役会ですとか、中央執行委員会の中でそれぞれの構成組織の実態ですとか、構成組織が望んでいる2022春季生活闘争に向けてのその考え方だとか、トータル的に判断をしてこの数字が出てきていますので、皆さんが決めていただいたものはしっかりと守っていくということが私の気持ちになります。 方針としては確かに2022春季生活闘争というふうになりますが、私たちの処遇というのはそこで終わるわけではなくて、通年通して様々な課題について労働組合としては会社とのやり取りの中で改善をしていきますので、確かに2022春季生活闘争は春季生活闘争としてありますが、組合としては3年後とか5年後とか先も見据えて、どういう水準でいくのかということも視野に入れながら検討していかなければいけないというふうに考えていますので、方針の中には直近の課題と先までの展望を見据えた課題と両方入ってくるというのは当然のことかなというふうに考えています。

質疑応答[4]
Q.(朝日新聞・キムラ氏)

 芳野会長に2つお願いします。先ほど質問がありました愛知11区の古本さんの出馬の問題なんですけれども、推薦を受けながら公示の直前の不出馬というのは極めて異例な出来事だというふうに思いますが、まずそもそもこの古本さんの不出馬について全トヨタ労連もしくは自動車総連から連合の執行部にはいつどのような形でご連絡があったんでしょうか。教えてください。

A.(会長)

 自動車総連のほうから連合の政治センターのほうに報告があり、今日の中央執行委員会で説明をいただいているという経過になります。

Q.(朝日新聞・キムラ氏)

 それはいつでしょうか。

A.(会長)

 10月13日。(注)

Q.(朝日新聞・キムラ氏)

 記者会見の前日ということでよろしいですか。(注)

A.(会長)

 そうですね、はい。(注)

Q.(朝日新聞・キムラ氏)

 2点目ですけれども、その14日の記者会見で全トヨタ労連の西野委員長のほうから、愛知11区では今後組織内議員は全トヨタ労連として出さないという意志の表明がございましたが、この件についても連合の執行部に対しては報告があったのかどうか。また報告があったんだとすれば、これについて執行部として承認了承されているのかどうか、この点教えてください。

A.(会長)

 その点についてはこちらのほうには来ていません。

Q.(朝日新聞・キムラ氏)

 ●マイクを使っていないため聞き取り不能

A.(会長)

 ご本人ならびにその加盟組合のほうで議論に議論を重ねた結果ですので、連合としてはそこを尊重せざるを得ないというふうに考えています。今後のことについては、また当該の地方連合会と意見交換をしながら進めていきたいというふうに思います。先ほども申し上げましたように今選挙期間中ですので、とにかく連合推薦候補者の必勝に向けて今はそこに全力を注いでいくということです。

質疑応答[5]
Q.(シカタ氏)

 選挙についてお聞きしたんですが、今もあったんですが愛知で古本さんが降りられたということもあるんですが、改めて確認したいんですが今連合として213人を推薦候補にしているという中で、連合の産別内、組織内候補ですね、これ内訳で国民と立憲の人数と産別の名前が分かれば教えてほしいんですが。

A.(会長)

 推薦候補者の出身構成組織とその方が立憲民主党か国民民主党かということですね。はい、すいません、そのリスト今ここに持ってきてないので後ほどご回答します。

質疑応答[6]
Q.(共同通信・タケオ氏)

 よろしくお願いします。芳野会長にお願いします。春季生活闘争の基本構想ですが、昨年のこの段階では「新型コロナの状況が見通せない」という形で、賃上げについて数字を盛り込まない形だったと思います。今年に関して、その昨年との状況の違いであるとか、あえてこの段階でもう数字を、昨年が異例だったのかもしれませんが、数字を入れたその思いみたいなものも教えていただければと思います。

A.(会長)

 連合に加盟をしている構成組織それぞれで状況が違いますので一概にはいえないかと思いますが、連合の春季生活闘争の方針は、もちろん連合加盟の構成組合で労使交渉の中でやっていくことがベースにはなるんですが、連合の役割としては連合の外にいる皆さんに対しての波及効果というところもありますので、そういう点では今後の見通しがどうかというふうになるとそれぞれの構成組織といいますか、業界というか業種というか、そこによって全然違ってきますので、それぞれのところの考え方を尊重していくことになるかと思います。ただ、やはり私たち働いている者からすれば雇用をしっかり守っていくということもそうですし、春季生活闘争の中で私たちの労働条件を改善していくということは企業の中で利益を生み出していくことで、企業の発展にもつながっていくことですので、そういう意味ではしっかりと要求を出して交渉していくことが重要かと思います。

質疑応答[7]
Q.(フリーランス・ミヤザキ氏)

 またちょっと愛知11区の話になりますが、連合の構成組織はあくまでも自動車総連だということは分かっておりますけれども、この愛知11区の問題はトヨタ自動車労働組合なのか全トヨタ労連なのか自動車総連なのかということに関してお伺いをしたいんですが、昨日立憲民主党の幹部に聞きましたら、「当日古本君とも長い時間話したけれども事実は事実として重い、けれども、ちょっと詳細が分からないのでノーコメントにしたい」ということで、例えば愛知13区、全トヨタ労連が強い13区とかの連合傘下の人の中でもちょっと横目に見て一体何が起きているんだろうという混乱があるというふうに聞いております。ですので今日中執の中で、自動車総連は自動車総連でしょうけれども、あるいは連合愛知もありますけれども、自動車総連の中でそのトヨタ労組なのか全トヨタ労連なのか、まあ自動車総連全体ということはないと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。

A.(会長)

 連合としては自動車総連が窓口になっていますので、自動車総連としての考え方を受け止めるということで、単組については、そこはそこでご本人と単組がやっている、構成組合がやっていることですので、連合としてはそこまで踏み込むということは差し控えたいというふうに思います。

質疑応答[8]
Q.(NHK・ヨネヅ氏)

 2点お伺いしたいんですけども、1つがちょっと事務的な確認で、選挙の関係で東京4区の井戸正枝さんですが推薦が取り消しになっていて、井戸さんは15区に転じられていると思うんですけれども、そちらで推薦を出すということには現状なってないということでよろしいでしょうか。もう1点またあとで伺います。

A.(事務局長)

 今の件については推薦という形はとらないということで、連合東京としては15区に行かれたということを含めて、支援はしていきたいというお話で聞いております。

Q.(NHK・ヨネヅ氏)

 ありがとうございます。それともう1点、静岡補選と、あと静岡3区への芳野会長の応援演説入りのことなんですけれども、特に静岡補選のほうですね、なかなかこれまで、選挙戦が始まってから初めてこうやって並ぶということで、このタイミングになった経緯といいますか、もうちょっと最初の段階でそういうふうにはならなかったのかなというふうな思いもあって伺いたいと思います。

A.(会長)

 様々調整した結果このタイミングになったということです。

質疑応答[9]
Q.(フリー・モリ氏)

 賃金についてお尋ねしますけれども、芳野会長に。20年以上賃金が上がっていない、このデータ出てますけども。これはどこに原因があるんでしょうかね。要するに毎年春の労使交渉が終わると労働組合の方々は頑張ったって総括されるんですけども、頑張った結果、要するに賃金は労使自治で決めるというのは基本だと、官製春闘じゃないってことをずっと歴代連合会長おっしゃってるんですけども、しかし上がってないと、結果的にですね。これはどこに根本的な原因・問題があるでしょうか。それについてお尋ねします。

A.(会長)

 1つには非正規雇用が増えたということが大きいかというふうに思います。あとはそれぞれの企業がどのくらい発展しているかということにもよると思いますが、この20年間の経済がどうだったかというところを見ていく必要性もあるかなと思います。

Q.(モリ氏)

 確かに非正規がすごく増えたわけですね、倍ぐらいに。これが主因なんですか。

A.(会長)

 それもあると思います。

Q.(モリ氏)

 連合というか労働組合の賃上げがちょっと足りないんじゃないかと。労使の問題ですけどね。これはどうなんですか。もっと賃上げできたんじゃないのって思うんですが。

A.(会長)

 それはもう個々の加盟組合のみなさんが必死に交渉してその結果として出ているものですので、周りの皆さんからすると物足りないんじゃないかという判断になるかもしれませんが、当該の組合は皆さん一生懸命交渉をしてやっていることですので、そのことについては連合として何かコメントをするということは差し控えたいと思います。

質疑応答[10]
Q.(毎日新聞・サノ氏)

 芳野会長にお伺いしたいんですけれども、あらためて衆院選はじまって、このはじまる直前までいろいろ討論番組などで各党の代表出ていて、与党側からするとだいたい立憲民主党と共産党の関係についていろいろ指摘、批判が出たりとかしているわけですけれども、支援する政党として立憲民主党と共産党がまあこれだけ関係深くなって、ある種与党の攻撃材料になっているわけですけれども、そのあたり率直にどのように思われるのかということと、現状の情勢調査も序盤の報道機関出ていますけれども、かなり立憲民主党と共産党が関係を深めた結果で、一部立憲民主党側も例えば候補者を調整して出馬を見送ったりとかがある中で、現状をどのように見ていらっしゃるのか、そのあたりをお伺いできますか。

A.(会長)

 ご指摘のように立憲民主党と共産党の距離感が縮まってきているということについて様々地域からも報告が上がってきているので、実態としてそういうことがあるのであれば非常に残念だというふうに思います。連合としては、共産党に対する考え方も明確になっていますので、これは前神津会長のときから同じスタンスですので引き続き連合のスタンスはきちんと立憲さんのほうにはいっていきたいというふうに思います。前回の記者会見のときにも申し上げたんですが、やはり組織と組織で、こちらはスタンスをきちんとやっていますが立憲民主党さんのほうでやることについてなかなか組織介入ができないというところもありますので、連合としてはスタンスをきちんといっていくということと、あと現場が混乱しないようにしっかりやっていただきたいといい続けていきたいと思います。統一候補の問題とかいろいろありますが、今選挙期間中ですので、今は先ほども申し上げたように連合推薦候補者必勝に向けてやっていくということで、選挙が終わった段階で選挙総括しますのでそのときに議論をしていきたいと考えています。

Q.(毎日新聞・サノ氏)

 すみません、もう1点。先ほどの関連ですけど、参院補選に今度応援行かれるということで、改めてその参院補選の位置付けというか、静岡のあたりをどのように考えていらっしゃるのか教えていただけますか。

A.(会長)

 静岡の結果がこの衆議院選挙にも大きな影響を与えるというふうに考えていますので、そこに力を注ぐために立憲民主党さんと国民民主党さんと一緒に連合も協力し合って支援に入るということです。

質疑応答[11]
Q.(朝日新聞・フジサキ氏)

 先ほどのNHKさんとも被る部分があると思うんですけども、この春季生活闘争の基本構想そのものはもうある程度作ってあったものだと思うんですけども、これから芳野さんが初めて春季生活闘争に臨むにあたってどういう思いを込めていきたいか、そういう思いの部分、初めての春闘に会長として臨むにあたってどういうふうにやっていきたいか、芳野カラーをどう出していきたいか、どういう思いで臨まれるかという、方針と別に思いの部分を少しコメントいただけるとありがたいと思っています。

A.(会長)

 私の思いとしてはやはり非正規雇用の処遇改善と男女間賃金格差については踏み込んでいきたいと思っていますので、今日の挨拶のときにも触れましたし中執の中からもご意見をいただきましたので、そこをしっかりと押さえていくということになるかというふうに思います。気持ちとしては、方針を掲げたときに「あっ、今までの連合と方針が変わったな」と、連合傘下の構成組織も、それから連合の外にいる人たちから見ても「変わったな」と思ってもらえるような作り方にしていきたいというふうに、それは担当者にも指示を出しているところです。


注:上記で(注)とした箇所につきましては、会見後、正しくは10月14日(古本議員不出馬表明の当日)であることが判明いたしましたので、訂正いたします。

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