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「曳舟」清水事務局長のFree Walk【6】~銭湯の日・鉄道の日~

 10月10日は、1010で「銭湯の日」だ。風呂付の自宅が新築される小学校高学年まで、新宿区の改代町にあった『竹の湯(今でも営業中)』に通った。中学生になってからも土曜日の午後、学校が終わってから友だちと銭湯で長湯して遊んだ。今では、温泉かゴルフ場の風呂でしかできないが、銭湯は足を伸ばしてゆっくり入れるのが良い。浴室の「富士山」や湯上がりの「コーヒー牛乳」も懐かしい。

 今年2月公開の『湯道』という映画を観た。『おくりびと(2008年)』も担当した小山薫堂さんの企画・脚本だ。「湯道」の家元を称する小山薫堂さんは、日本全国の温泉や銭湯に浸かりながら、「湯道」の答えを探していく旅を「湯の記」として綴り、「湯道百選」として紹介している。「湯道百選」に掲載されている墨田区の『電気湯』に行ってみた。創業102年で、当時は電気で沸かしていたので『電気湯』となった(今はガスで沸かしている)。29歳の4代目は、大学で建築を学んだあとニューヨークの国連本部に就職した経歴を持っている。男湯の浴室の絵はよくある「雪富士」だが、女湯は「赤富士」で珍しい。

「電気湯」外観

 

 2013年の第80回NHK全国学校音楽コンクール小学校の部の課題曲『ふるさと』をご存じだろうか。小山薫堂さんの作詞だ。

♬~雨降る日があるから虹が出る 苦しみぬくから強くなる
   進む道も夢の地図も すべては心の中にある
   助けあえる友との思い出を いつまでも大切にしたい
   進む道も夢の地図も それはふるさと

私の好きな歌詞である。

曳舟駅前

 

 

 『電気湯』は、京成電鉄の京成曳舟(ひきふね)が最寄り駅だ。東武鉄道の曳舟駅も近い。曳舟とは、水路に浮かべた船を水路沿いの陸路(曳舟道)から牽引することで、現在の葛飾区から墨田区を流れる曳舟に用いられた用水路は江戸時代、曳舟川と呼ばれていた。曳舟道は、今はほとんどの区間が埋め立てられ、道路となっているが、浮世絵師の歌川広重の『名所江戸百景』にも「四ツ木通用水引ふね」として掲載されている江戸の名所であった。

東武博物館
1720系デラックスロマンスカー・けごん

  

 東武鉄道の曳舟駅の一つ隣の東向島駅には「東武博物館」が併設されている。私が生まれた翌年の1960(昭和35)年に就役した東武鉄道の「1720系デラックスロマンスカー・けごん」が博物館の外に展示されている。浅草から東武日光・鬼怒川方面へと走った特急電車で、1991(平成3)年に引退した。今は「100系特急スペーシア」が走っている。10月14日は「鉄道の日」だ。1872年(明治5)年に新橋~横浜間で、日本で最初の鉄道が開業したことにちなんで定められたものだ。

 記念日がたくさんの10月の散歩は心地よい。

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