6月にOECD(経済協力開発機構)-TUAC(労働組合諮問委員会)の第151回総会がパリで開催され、副会長として参加した。
OECD-TUACのエリザベス(リズ)・シュラー会長(AFL-CIO・アメリカ労働総同盟・産別会議会長)とヴェロニカ・ニルセン事務局長(スウェーデン)、さらに各国ナショナルセンターの多くの役員が女性である。
パリと言えばやはりエッフェル塔だ。1889年にフランス革命100周年を記念して開催された第4回万国博覧会のために、ギュスターヴ・エッフェルによって建てられた世界遺産だ。
鋼鉄の色のように見えるが、「秋の木立」をイメージして色が選ばれたとのことだ。自然の風景に溶け込んでいる感じで、セーヌ河岸越しのエッフェル塔が良かったので一句「聳え(そびえ)立つ 秋の木立(こだち)と セーヌ河」
東京から3年、2024年7月のパリはオリンピック・パラリンピックで一色となる。2019年の大規模火災で尖塔などを焼失した世界遺産のノートルダム大聖堂の復元工事も国家をあげて急ピッチで進んでいる。
世界遺産の登録を担うユネスコ・UNESCO(国際連合教育科学文化機関)の本部もパリにある。世界最大級の美術館であるルーブル美術館もエッフェル塔とともに「パリのセーヌ河岸」として世界遺産に包括登録されている。ルーブル美術館は、ルイ14世がヴェルサイユ宮殿に遷宮するまで歴代フランス王の王宮であったが、トム・クルーズの映画のロケに使われたり、トム・ハンクスの映画の舞台になったりしたことを思い出した。
私はトム・ハンクスの『ダ・ヴィンチ・コード』(2006年)が好きだった。パリを舞台にした映画ではオードリー・ヘプバーンの『パリの恋人(Funny Face)』(1957年)と『シャレード』(1963年)、ニコール・キッドマンの『ムーラン・ルージュ』(2001年)が懐かしい。そんなことを思いながら一首「懐かしき 映画をおもふ 街のカフェ パリの歴史に 身を重ねつつ」