エッセイ・イラスト

雇用支援機構労働組合(国公連合)-オトナの社会科見学-

独)高齢・障害・求職者雇用支援機構神奈川支部 ポリテクセンター関東
公共職業能力開発施設として、求職者の早期再就職に向けた職業訓練のほか、在職者の人材育成・スキルアップをはかるための短期講習(能力開発セミナー)や相談・援助、生産性向上支援訓練、職業訓練指導員の派遣など様々な支援事業を行っている。
(本内容は月刊「連合」2022年10月号に掲載した内容を再掲したものです)

今回、職場の紹介をしていただく方々は

学び直しの場、就職へ後押し

 ポリテクセンターは就職や転職を希望する人向けの職業訓練校。全国に63箇所あり、神奈川にあるポリテクセンター関東では14の訓練コースを開講。おおむね6ヵ月をかけて基礎から実技までを学び、就職につなげていきます。柴田さん、山﨑さん、海原さんは、ここで指導員を務めています。

 受講する訓練生は、10代から高齢の方まで様々。山﨑さんは「建築では私のほうがプロだけど、人生経験は生徒のほうがあったりする。生徒から学ぶことも多いんです」と言います。柴田さんは「生徒も『こんな歳の離れた人と話したことなかった』と、生徒間でも良い交流ができているようです」。

 3人は指導員を養成する大学の出身。海原さんは「ものづくりを通して自分でしか体験できない喜びを感じてほしいし、そのきっかけづくりになる仕事だと思います」。一方、山﨑さんは「私は民間企業への就職も考えたけれど、当時は女性が建築業に就くのが難しかった。でも今はこの仕事で良かったと思います。女性の後押しもしてあげたいと思いますね」。

 柴田さんは「実は指導員って、事務作業半分、指導半分、たまに人生相談。生徒それぞれに培ってきた人生がある。就職が決まれば嬉しいですよね」。企業と情報交換をし、ニーズをキャッチ。自身も知識や技術のアップデートは常に意識していて、「指導員として、技能レベルには終わりがない」と海原さんは言います。山﨑さんは「生徒を見ていると、学び直しは年齢じゃないと思う。私も何か新しいことを学び直そうかなと思いますね(笑)」。

(本内容は月刊「連合」2022年10月号に掲載した内容を再掲したものです

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