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「隅田川駅・松尾芭蕉」清水事務局長のFree Walk【1】

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みなさん、こんにちは。RENGO ONLINEで新しく私の連載が始まるということで、スマホを片手に撮影した写真とともに様々な場所を紹介していきたいと思う。

南千住駅の隣に「隅田川駅」というのがあるのをご存じだろうか。

(隅田川駅:本人撮影)

明治時代に開業され、現在は日本貨物鉄道・東日本旅客鉄道の駅として主に東京以北発着の貨物列車の終着駅となっている。「北の玄関口」ではあるが、旅客列車の発着はない。新型コロナウイルスは5月8日から5類感染症に位置づけが変わり、物流の動きも活発になってきた。東京ドーム約5個分にもなる広大な敷地の隅田川駅の列車の往来も、搬出入の絶え間ないトラックの稼働もより活発になっていくことを願う。

(物流拠点となっている隅田川駅:本人撮影)

南千住駅には「松尾芭蕉」の像が立っている。「月日は百代(はくたい)の過客(かかく)にして、行きかふ年もまた旅人なり※1」ではじまる『奥の細道』の書き出しを暗記したことを懐かしく思う人もいるだろう。

(南千住駅の松尾芭蕉像:本人撮影)

元禄2(1689)年3月に門人の曽良と江戸深川を出発、東北・北陸の名所・旧跡を巡り、岐阜県大垣に至る5ヵ月間、2,400㎞におよぶ旅を綴った紀行文学の代表作だ。「行く春や鳥啼き魚の目は泪※2」(読み方:ゆくはるや とりなきうおの めはなみだ)、旅立つ別れを惜しむ気持ちを詠んだこの句は、隅田川に架かる千住大橋を渡り、いよいよ壮大な旅路に出発する芭蕉の想いが込められている。45歳で旅に出た芭蕉は51歳で生涯を閉じるが、まさに人生最後の旅と覚悟しての旅立ちだったのだと思う。

コロナ禍の収束で街には人々が行き交い、行楽地・観光地の賑わいも戻ってきた。四季折々の自然の美しさに導かれ、旅行を計画する人も増えた。

物流も人流も回復し、活気ある日本の発展を願い、一句「新緑の 街に人・物 流れゆく」

リニューアルした『季刊RENGO』の発刊にともなって、「RENGO ONLINE」の『清水事務局長のFree walk』もスタート、ご愛読をよろしく。

※1月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり
訳:月日は二度と還らぬ旅人であり、行きかう年もまた同じ。
引用:芭蕉DB『奥の細道』https://www2.yamanashi-ken.ac.jp/~itoyo/basho/okunohosomichi/okuno011.htm

※2行く春や鳥啼き魚の目は涙
訳:行き過ぎる春を惜しんで鳥は鳴き、魚の目にも涙が見える。
引用:松尾芭蕉 雲英末雄 佐藤勝明『芭蕉全句集 現代語訳』.角川ソフィア文庫.令和4年.p135

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