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不登校離職防止──「職場の理解」が、親子の未来を守る
〜いま、企業ができる小さな一歩が、“生きる大きな支え”になる〜
「子どもが学校に行けなくなってから、毎朝、家を出るのがつらいんです」
そんな声を、私たちはこれまで何度も耳にしてきました。
子どもの不登校をきっかけに、親が仕事を続けられなくなる――それが「不登校離職」です。
私たちNPO法人キーデザインが行った調査では、4人に1人の保護者が休職・退職を経験しています。
「朝の送り出しができず遅刻が増えた」「突然の呼び出しで欠勤が続いた」。
家庭と仕事の狭間で、苦しんでいる人が確かにいます。
それでも、「職場が理解してくれたから、仕事を続けられた」と語る方も多くいます。
つまり、職場の理解があるかどうかで、人生が変わるのです。
企業が動き始めています
そんな現実を受け、私たちは「不登校離職防止パートナー企業制度」を立ち上げました。
今では新聞販売店や医療機関、システム会社など、業種を超えて共に取り組む企業が増えています。
どの企業も、「自社にも同じ悩みを抱える従業員がいるかもしれない」と感じたことが、最初の一歩でした。
さらにここ最近は、「不登校離職防止研修」を実施する企業も増えています。
研修では、不登校の子どもを持つ親のリアルな声や、職場ができる支援の具体例を共有します。
参加者からは、
「子どもの不登校は家庭だけの問題じゃないと気づいた」
「“頑張って”の一言が負担になることがあると知った」
という感想が寄せられています。
誰かを責めるためではなく、“どう寄り添うか”を学ぶ場になっています。
あなたの職場にも、いるかもしれない
不登校の子を持つ保護者は、特別な存在ではありません。
いま、全国で約60万人の子どもたちが長期欠席をしています。
どの職場にも、悩みを抱えながら働く親がいる可能性があるのです。
その親が「周りに理解されている」と感じられれば、安心して働き続けることができます。
その安心が、家庭を、そして子どもを支えるのです。
職場の小さな理解が、親子にとって“生きる大きな支え”になる。
私たちはそのことを、日々の相談や支援の現場で実感しています。
もしあなたの職場にも、「最近元気がない社員」「子どものことで悩んでいる社員」がいたら――それは“会社としてできること”を見直すチャンスかもしれません。
私たちは、アンケート調査・研修・相談支援を通して、不登校離職を防ぐ仕組みづくりをお手伝いしています。
小さな一歩が、親子の孤立を防ぎ、社会を変えていく力になります。
あなたの会社から、「理解のある職場」を広げていきませんか。
連合栃木もキーデザインの取り組みを応援しています。







