初めての労働問題でもよくわかるコラム

そもそも労働組合ってなに?

 
労働組合があって良かった!

 労働条件や職場環境などの問題は、一人で悩んでいてもなかなか解決できません。労働組合があれば、働く人の気持ちに寄りそって悩みを軽減・解決してくれるので、日々、安心して働くことができます。

・労働条件を向上させることができる!
 給料が低い、有給休暇が取れない、残業代がきちんと払われないといった問題はありませんか? 労働組合があれば、職場のルールや賃金・労働時間などについて話し合いを通じて、労働条件を改善することができます。

・職場の環境を改善できる!
 労働組合は、組合員の不満や苦情などを会社側に伝えて、改善することができます。皆がイキイキと働ける、風通しの良い職場づくりを労働組合が支援します。

・雇用が安定する!
 不当な解雇や安易なリストラは絶対に許せません。労働組合が会社と交渉し、組合員の雇用と生活を守ります。

 他にも、労働組合があることで組合員に経営の情報が入りやすくなり、会社経営の透明性が増したり、万が一、会社が倒産したり、売却されたりといった場合にも労働組合が組合員の力になってくれます。
 また加入している労働組合が産業別組織や連合のような上部組織に加盟することで、労使関係づくりや組合運営のアドバイスを受けられたり、同業他社の状況や労働条件などについて情報交換ができるようになったり、スケールメリットを活かした各種共済制度などを利用できるようになったりと、嬉しいことが増えます。

 労働組合の存在は会社にとってもメリットがあります。働きやすい職場づくりが進めば従業員のモチベーションがアップして離職の防止や業績の向上につながったり、労働組合を通じて職場で起きている問題をいち早く共有できれば、コンプライアンスの強化にもつながります。

 もし職場に労働組合がなければつくることもできます。連合では組合づくりのお手伝いもしていますので、まずは相談をしてみてください。