初めての労働問題でもよくわかるコラム

もしかしてブラック企業? ブラックバイト?

 
「ブラック企業」ってどんな会社?

 1ヶ月に休みは1日だけ…、無茶なノルマを課せられて、達成できないと「根性が足りないからだ!」と罵倒される…。
 「もしやウチの会社、ブラック企業では?」そう思ったことはありませんか?

 連合が2014年に実施した「ブラック企業に関する調査」では、働く人の4人に1人が「現在の勤務先は(どちらかといえば)ブラック企業だと思う」と回答しました。また、2015年に実施した、「ブラック企業・ブラックバイト」をテーマにした労働相談ダイヤルにも、多数の相談が寄せられました。

 ではいったい、どのような会社が「ブラック企業」にあたるのでしょう?

 実は、「ブラック企業」のはっきりとした定義はありません。しかし、厚生労働省のウェブサイト(『確かめよう労働条件』)では、「ブラック企業」の一般的な特徴として

労働者に極端な長時間労働やノルマを課す
賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
このような条件下で労働者に対し過度の選別を行う

などが挙げられています。

 「ブラック企業なんて早く辞めればいい」と思う人もいるかもしれません。しかし、「辞めたくてもなかなか辞められない」というのが現実です。あり得ないほどの長時間労働を強いられ、転職の準備ができないといった事例や、会社を辞めることで「履歴に傷がつく」と感じ、転職をためらう若者もいます。また、十分な給料が支払われていないために、会社を辞めた直後の生活費すら危うく、辞めたくても辞めることができないという人も……。さらに酷いケースでは、意を決して上司に相談しても「辞めるなら懲戒解雇にして、二度と転職できないようにしてやる」などと脅されることもあるようです。

 「ブラック企業」はこうした労働者の弱みにつけこみ、ますます心身を追い詰めていきます。長時間労働による過労とストレスで疲弊した社員たちは判断力を失い、気付いた時には心も体もダメージを受け働けなくなってしまう…ということも。痛ましいことですが自ら命を絶ってしまうというケースも見られます。

 働く人を使い捨てにするような、悪質な「ブラック企業」を許してはいけません。連合は、「ブラック企業」の撲滅と、誰もが安心して働ける社会の実現に向けて取り組んでいます。
 身近に相談できる人がいない場合は、一人で悩まずに、連合にご相談ください(フリーダイヤル0120-154-052)。

 また、働くときに必要な法律や決まり(ワークルール)を知っていると、問題を未然に防止できたり、解決できたりすることもたくさんあります。こうした知識を得るためのきっかけとして、「ワークルール検定」が年2回開催されていますので、ぜひチャレンジしてみてください。