ディーセント・ワーク (Decent Work)は”働きがいのある人間らしい仕事“と訳され、1999年に、国際労働機関(ILO)のファン・ソマビア元事務局長が提唱した考え方です。
現下の新型コロナウイルス感染症の拡大状況の中、働きがいのある人間らしい仕事、「ディーセント・ワーク」を改めて皆さんに考えていただく動画、「自宅と職場でディーセント・ワークについて、つぶやこう!」を2020年の取り組みとして作成しました。そして動画をご覧いただいた皆さんからは、「通常業務に加えて感染症対策が増えたため、残業が増えている」など、新型コロナウイルス感染症に関する声が寄せられました。連合はこうした皆さんの声を活かしながら政策・制度の実現に向けて取り組んでまいります。また「ディーセント・ワークという言葉を初めて聞いた」というつぶやきもありましたので、引き続きSNSなどを通じて情報の発信強化をしてまいります。
連合は働く仲間の相談窓口として、「連合なんでも相談ダイヤル」0120-154-052を通年で設置しています。お気軽にご相談ください。
その仕事、ディーセントですか? もし一つでも「No」があれば、あなたの仕事、ディーセントではないかもしれません。
連合も加盟している国際労働組合総連合 (ITUC)は10月7日をディーセント・ワーク世界行動デー(World Day for Decent Work [WDDW])としており、世界中での一斉行動を呼びかけています。
「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」とは
持続可能な開発目標(Sustainable Developmen Goals)は、その頭文字を取ってSDGsと略すこともありますが、2015年9月の国連(UN)サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成されています。策定にあたって実施されたオンライン調査には世界中から延べ1,000万人以上が参加し、政府や国連の代表者だけではなく、世界中の人びとが関わって決められたゴール・ターゲットです。
国際労働運動の重点ゴール
17あるゴールのうち、国際労働組合総連合 (ITUC)が決めている重点ゴールは次の6つです。