国際産業別労働組合組織(GUFs:Global Union Federations)は、労働組合の国際産業別労働組合組織の総称であり、国際労働組合総連合(ITUC)と連携をして活動を進める関係にあります。
GUFsは次の9の組織から成り立ち、連合の構成組織は関係する各国際産業別労働組合組織に加盟し、その多くで主要な役割を担っています。
2000年に南アフリカのダーバンで開かれた第17回ICFTU世界大会で「ミレニアム・レビュー」が確認されたことを受けて、ICFTU、OECD-TUAC、GUFsは連携した取り組みを強化することとし、三者の枠組みを「グローバルユニオン」と命名しました。
そして、2006年11月にICFTU、WCL、そして国際労働組合組織に加盟していなかった8つの組織によりITUCが結成されたことに伴い、ITUC、OECD-TUAC、GUFsの三者はより連携を強めるために、「グローバルユニオン評議会」を設置することに合意し、2007年1月に評議会の設置が実現しました。
GUFsの9組織のほとんどが、アジア太平洋に地域組織や地域事務所をもっており、アジア太平洋地域組織事務所を東京に置いている組織や、地域事務所の下に日本事務所を設置している組織もあります。