JPsmileプロジェクトの取り組みとして、東日本大震災から復興を遂げてきたいわきの象徴ともいえる海を守り、未来へ繋いでいく活動として、毎年、薄磯海岸清掃を行っています。
あわせて、震災を風化させない運動として「心ひとつに運動」に取り組んでおり、今年は「いわき震災伝承みらい館」を見学し、東日本大震災から間もなく10年の節目を迎え、あらためて見つめ直すことを目的に開催しました。
11月1日(日)に組合員のご家族を含め総勢27名で、薄磯海岸清掃をおこないました。昨年に比べてゴミの量は減っていたように感じたが、より綺麗ないわきの海を目指すためにも、今後も継続した取り組みを進めていきます。
海岸清掃終了後、本年5月に開館した「いわき震災伝承みらい館」へ移動し、語り部の方から2011年3月11日の状況を聞きました。この方は、海岸から約200メートルの所に住んでいて、津波が押し寄せて来た時の実体験のほか、翌日の薄磯地域は「この世のものとは思えないもの」とし、充満するガスやガソリンのにおい、いたるところに転がる自動車や家、そして火事など、それは悲惨な光景だったそうです。
それでも10年が経とうとしている今の薄磯は、新しい道路が整備され、家も建ち、そして薄磯海岸沿いには新たに防潮堤が整備されるなど、当たり前の生活が戻ってきているように感じます。それらは全て、東日本大震災という未曽有の自然災害を乗り越えてきた証です。
いわき支部では、震災を風化させないためにも、10年を迎える今だからこそもう一度自分自身の防災に対する意識を高め、必要な備えを行っていきます。
JP労組東北地方本部
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