JR連合は、地域活性化にむけた政策提言「7つのパートナーシップ」に基づき、山梨県早川町のNPO法人日本上流文化圏研究所と連携し、2008年から年2回、同町保地区でボランティア活動を行っています。JR身延線沿線にある同町は、南アルプスの山々に囲まれた厳しい環境で、年々過疎化が進んでいます。労働組合の社会的な役割に鑑みた重要な活動として、地域との関わりに積極的に取り組んでいます。
早川町保地区の皆さんと、全国から集まったJR連合組合員とで複数のグループに分かれ、農道やセギと呼ばれる道路脇の用水路にたまった枯葉や土砂の除去、休耕地などの除草、獣害電気柵周辺の整備などに取り組んでいます。また、作業後には町の皆さんと交流会を行い、お互いの親睦を深めています。交流会では町の方より「JR連合の皆さんが来てくれた後は、数日間、町に活気が残っている気がする。また次回も来てほしい」といった、これまで培ってきた絆の深さを感じられる声も聞かれます。私たちは、町の皆さんの思いや要望を受け止め、地域の活性化につながる活動を今後も進めていきたいと考えています。