東海旅客鉄道株式会社(JR東海)
中央新幹線愛知工事事務所
東京・名古屋・大阪を結び、開業すれば品川ー名古屋間を最速40分で行き来可能にする、リニア中央新幹線の建設工事のために、2014年に設置された工事事務所。中央新幹線名古屋駅のうち、中央新幹線と東海道新幹線・在来線が交差する箇所の新設工事の推進・管理等を担っている。る。
今回、職場の紹介をしていただく方は








人知れず安全に、をやりがいに
「リニアの試験走行に乗車したことがあるんですけど、ふわっと浮くのがわかるんですよ。本当にふわっと!」と笑う盛さん、名古屋駅の地下に新設されるリニア新駅の土木工事で施工管理や施工計画策定、地域・行政協議等を担当しています。「施工管理には安全、工程、品質の管理があり、施工計画では施工業者と共に安全や工程、経済合理性等を考慮して計画しています。地域や行政、駅運営に関係する方々との調整もあります。工事発注、設計、図面のチェック…やることは多いです(笑)」。
大阪出身。鉄道に関わる仕事がしたいと、専門職の募集があったJR東海へ。新大阪駅の〝27番線〞建設に関わったのち、リニアのプロジェクトで品川駅の工事担当へ配属に。「品川駅は現行の東海道新幹線の駅と線路に並行して地下に造る。会社として前例が無く、一つひとつ丁寧に検証して進めなければならない状況で、計画策定や工事発注等に走り回っていた記憶があります」。名古屋駅に移って2年、今後は高架橋を仮の基礎に受け替える段階を迎えます。「工事を行うなか、上を走る鉄道が安全に運行され、お客様が何事もなく利用している、そこにやりがいを感じますね」。
『基本ポジティブ』と自身を分析し「大変だろうと思うことには率先して手を出すことを心がけているかな」と言う盛さん。仕事で疲れたときは「サウナですっきり流す。名古屋には良いサウナが多いです(笑)」。受け替え以降、地下約30メートルへと掘り進める工事へ。「駅の完成を想像しますね。今後も、何かしらリニアに関わっていきたいです」。
(本内容は季刊「RENGO」2025年夏号に掲載した内容を再掲したものです)