ジェンダー平等・多様性推進

 

気づこう、アンコンシャス・バイアス~真の多様性ある職場を~

気づこう、アンコンシャス・バイアス~真の多様性ある職場を~

 連合は、性別や年齢、出身の国や地域、障がいの有無、就労形態、性自認、性的指向などにかかわらず、誰もが多様性を認め合い、お互いに支え合うことのできる職場・社会の実現をめざしています。
 ぜひ、「アンコンシャス・バイアス」を切り口に、「真の多様性」について一緒に考えてみませんか。

アンコンシャス・バイアスとは?

 アンコンシャス・バイアスとは、何かを見たり、聞いたりしたとき等に、無意識に"こうだ"と思い込むことです。日本語では、「無意識の思い込み」等と表現されている概念です。

 アンコンシャス・バイアスは、「相手」や「周囲」に対するものもあれば、「自分自身」に対するものもあり、職場や日常にあふれていて、誰にでもあり得るものです。

 アンコンシャス・バイアスは、私たちが日々多くの情報を素早く整理し、判断をするために役立つ側面もありますが、気づかずにいることで、ネガティブな影響を及ぼすこともあります。例えば、アンコンシャス・バイアスに気づかないままでいると、知らず知らずのうちに、相手を傷つけたり、相手の可能性を奪ってしまったり、自分自身の成長の機会を逃してしまうといったことにも繋がるかもしれません。

アンコンシャス・バイアスの影響は多岐にわたる

 アンコンシャス・バイアスに気づかずにいた時の影響は非常に多岐にわたります。

社会や組織、職場における影響例

  • 多様性が尊重されにくい
  • ジェンダー平等が推進されない
  • 固定的な性別役割分担が解消されない
  • 人権侵害・ハラスメントが起こり得る
  • コンプライアンス違反が起こり得る
  • 職場の安全衛生面に影響する
  • 新しい事業・商品・技術がうまれにくい
  • 心理的安全性が確保できない
  • 仕事との両立への影響(介護や治療・育児等)する

個人における影響例

  • キャリア形成に影響する
  • 挑戦ができなくなる
  • 進路進学などに影響する
  • 自分自身の可能性が狭まる
  • 新しいアイデアがうまれにくい
  • 人間関係のトラブルに繋がる
  • 働き方や生き方の可能性が狭まる

ネガティブな影響を防ぐためには、どうしたらいいのか?

<ポイント1>頭ごなしに決めつけない

 アンコンシャス・バイアスは、「決めつけの言動」となってあらわれることがあります。

【例】

  • ふつう、___だ
  • これがあたりまえだ
  • みんな___だ
  • どうせ、ムリだ
  • どうせ、ムダだ

 例えば、「普通はこうだ」や「どうせ任せてもムリだ」等、相手に対する決めつけの言動に気づいたなら、「これって、私のアンコンシャス・バイアスがひそんでいないだろうか?」と振り返ってみてください。

相手に対する決めつけは、相手を傷つけてしまうかもしれません。
自分に対する決めつけは、自分の可能性を狭めることにつながるかもしれません。

<ポイント2>「対話」の機会を大切にする

 アンコンシャス・バイアスは誰にでもありうるものです。
 だからこそ、「対話」がカギをにぎります。「もっと、話そう!」「もっと、相手の話をきこう!」といったように、対話の機会を大切にすることで、アンコンシャス・バイアスに気づきあうことができるかもしれません。

アンコンシャス・バイアスに気づいてよかった!の声

 2020年から、連合は、アンコンシャス・バイアスの気づきを促す運動を行ってきました。そのなかで聞こえてきた声の一部をご紹介させていただきます。

  • アンコンシャス・バイアスという概念を学び、自分にも様々にあることに気づいた。「相手がこう思っているかもしれない」と勝手に想像するのではなく、会話を通じて相手に向き合うことを心がけたいと思った。
  • 誰しもがもつ「当たり前」という感情は決して「当たり前」ではなく、さまざまな考えを受け入れる包摂の意識を日頃から抱くことが大切であると気づいた。
  • アンコンシャス・バイアスに気づくことで、改めて「言葉の大切さ」を認識するととともに、様々なところに影響があり、何気ない発言が相手を傷つけることにもなり得る。各職場において、アンコンシャス・バイアスへ気づくことの大切さを啓発していくことが極めて重要であると感じた。

大切なこと

 アンコンシャス・バイアスを完全になくすことはできませんが、新しいモノの見方や考え方に出会うことで、「アンコンシャス・バイアスを上書き」することはできるかもしれません。大切なことは、「気づこう」とすることです。

 職場にあふれている「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)」に、気づこうとすること。そして、対処しようとすること。それが連合の目指す、真の多様性ある職場への第一歩です。