ジェンダー平等・多様性推進

 

「LGBT」「SOGI(性的指向・性自認)」ってなに?

知ってますか?「LGBT」「SOGI」

 マスメディアなどで「LGBT」という言葉を耳にすることが多くなりました。しかし、この「LGBT」、言葉の意味まで正確に認識されているでしょうか? 実は、いわゆる「LGBT」について正確に認識するためには「SOGI(ソジ)(性的指向・性自認)」について把握することが欠かせません。このページでは、「LGBT」と「SOGI」について解説します。

 「LGBT」とは:レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障がい者を含む、心と出生時の性別が一致しない人)のアルファベットの頭文字を取った言葉で、「性的少数者の総称」として用いられることもあります。
「SOGI」とは、性的指向(好きになる性)、性自認(心の性)、それぞれの英訳のアルファベットの頭文字を取った、「人の属性を表す略称」です。異性愛の人なども含めすべての人が持っている属性のことを言います。

「SOGI」はすべての人にかかわる人権の問題

 連合があえて特定のマイノリティ(少数派)を表す言葉である「LGBT」を打ち出さず、多数派も含めたすべての人が持つ属性としての「SOGI」を前面に押し出した背景には、この問題を特定の人びとにのみ配慮が必要な課題として捉えるのではなく、すべての人の対等・平等、人権の尊重に根ざした課題として捉えるべきであるという、国際的潮流に則った大きな考え方があります。
 「SOGI」に関する差別やハラスメントは以前から存在していましたが、近年「LGBT」や「SOGI」が注目されることにより、その厳しい実態が明らかになりつつあります。また、SOGIに関係するハラスメント(SOGIハラ)をなくす動きも広まりつつあります。

 連合は、どのような「SOGI」であっても、平等に人権が尊重され、安心して働ける職場環境を実現すべく、取り組みを始めています。
 資料として、漫画やイラストで「SOGI」の課題について解説したチラシや、職場における取り組みの促進に向けて、労働組合の立場から押さえておくべきポイントをまとめた「ガイドライン」などを掲載しています。是非ご活用ください。