ジェンダー平等・多様性推進

 

ITUCからの連帯メッセージ

連合「2022春季生活闘争 3.8国際女性デー 全国統一行動 中央集会」
2022年3月8日

連合のみなさま

 シャラン・バロウ書記長とITUC女性委員会からの祝福の言葉をお伝えします。ITUCは今日、2022年国際女性デーを祝して、みなさまと連帯しています。

 新型コロナウイルス感染症の世界的流行が始まってから2年が過ぎ、人々の生活と生計にこのうえもなく深刻な影響が及んでいます。雇用と所得が過去に例のないほど失われました。その規模は、2009年の世界的な金融危機のおよそ4倍にもなります。

 これは、私たちすべてに影響する危機ですが、すべての人が同じような影響を受けているわけではありません。若い女性、特定の人種の女性、女性の移民労働者、先住民の女性、家事労働者を含むインフォーマル経済に従事する女性、障がいのある女性など、以前からきわめて弱い立場にあった女性たちが特に大きな打撃を受けています。最新のデータによると、2021年の女性就業者数は2019年より1300万人も減少しました。

 こうした状況は、ジェンダーに対応した政策の実施が急務であることをはっきり示しており、私たちは、ジェンダー平等を社会変革の中心に据えようとの連合の呼びかけに強く賛同します。

 この呼びかけは、ITUCが「新たな社会契約」で求めている、ケア経済への投資拡大としっかりつながっています。ケア経済に投資すれば、新たに数百万人の女性にディーセント・ワークが生まれ、より広範な経済への女性の効果的な参加が可能となり、より公正かつ包摂的で尊厳のある社会を構築できます。

 世界のケア労働者の3分の2は女性です。低賃金で不安定でインフォーマルな仕事から抜け出せない女性があまりにもたくさんいます。私たちはケア労働者のためのディーセント・ワークを求めています。それは安全な労働条件、妥当な賃金、社会的保護を伴ったものです。

 国際労働組合運動は女性の雇用拡大とディーセント・ワークを求めて、ケアへの投資をあらゆるところで実現する闘いを続けます。

 ジェンダー平等の実現に向けた連合の継続的取り組みに感謝するとともに、「2022春季生活闘争 3.8国際女性デー 全国統一行動 中央集会」の成功をお祈り申し上げます。

 連帯の意を込めて

ITUC平等局長
パオラ・シモネッティ