働くうえでの困難が多様化する現在、誰一人取り残されることのない「包摂」を理念に、3つの重点分野、4つの推進分野と位置づけ、連合一体となって取り組みます。
就業者の9割を雇用者が占める日本では、雇用の質と安定こそが、経済の安定と成長に直結し、働く人の安心を生みます。連合は、春闘による賃金の底上げや格差社会の是正、雇用・労働政策の充実・強化などを図り、ディーセントワークの実現に取り組みます。
「連合なんでも相談ダイヤル」には、不当解雇や残業代不払い、セクハラなど、年間2万件に迫る様々な問題が寄せられています。連合は、これらの問題を解決していくには、働く人が支え合う職場づくりや、しっかりした労使関係を築くことが重要と考え、組合づくりを進めていきます。
連合は、働く人、生活者の立場から、政府・政党などへ政策・制度について提言しています。最優先の課題は、東日本大震災からの復興・再生に向けた被災者の生活再建、被災地の産業再生などです。あわせて、政策パッケージを中心に「働くことを軸とする安心社会」の浸透に努めます。