「働くことを軸とする安心社会」という理想を実現すべく、日々、活動している連合ですが、その活動範囲は非常に広範囲に及びます。連合の行動指針のひとつとしても策定されていますが、「平和・人権・福祉・環境・教育・安全に関する分野での社会貢献活動」にも、積極的に取り組んでいるのです。たとえば、東日本大震災では、「連合災害対策救援本部」を設置し、約半年間にわたって、支援活動を行いました。災害救援カンパ、被災地への支援物資の提供、のべ約3万5000人の救援ボランティアの派遣など、被災地の復興・再生に向けて全力を尽くしました。一日もはやく穏やかな生活を取り戻してほしい。希望を捨てないでほしい。そんな想いを胸に支援活動に取り組むことが、社会の一員である連合の使命なのです。
「なぜ、連合が平和運動などに取り組むのだろう?」もしかしたら、そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私たちが安心してくらし、職場で働くためには、「社会が平和で安定している」ということが大前提としてあります。戦争や自然の脅威を目の前にした時、ひとりの人間の力は無力でも、人と人がつながることで困難に打ち勝つことができるのです。支え合い。助け合う社会づくり。地球規模での絆づくり。それこそが、私たち連合の根底にある信念です。