エッセイ・イラスト

三菱重工労働組合 高砂製作所支部 基幹労連
-オトナの社会科見学-

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三菱重工業株式会社 高砂製作所
高砂製作所は、1962年に大容量発電機器を中心とする回転機械専門工場として操業を開始。以来、発電用ガスタービンや蒸気タービン、ポンプ製品などの製作を担っている。特に発電用ガスタービンは世界最高クラスの高性能を誇り、国内・世界各国の電力需要を支えている。近年は水素やアンモニアガスタービンなどの研究開発を通じて、脱炭素社会への貢献をめざしている。

今回、職場の紹介をしていただく方は

〝100分の1ミリ〞技を未来に

姫路駅から電車で約30分、瀬戸内海に面した三菱重工の高砂製作所が製造する発電用ガスタービンは、発電効率やクリーンな性能から世界トップシェアを誇ります。その最終工程の組立を監督するのが高寄さん。「ガスタービンの部品は大きいのでたわみがある。そこで一度組み立てて締め、ひずみなどの変化を見ます。その数値をもとに一旦解体し調整し直す。部品と部品の隙間がすごく大事で、100分の1ミリを追い求める世界です。無事に発電を開始するまでドキドキします」。
組立課では組立のほか、既存設備のメンテナンスや海外に指導員として赴くことも。高寄さんも指導員として海外で経験を積みました。「いろんな国の人と仕事ができたし、安全衛生管理が高い国では、作業員を守るための安全管理が日本より整っていた印象が残っています」。現在は作業長として班員をメンテや指導員に送り出す立場。課題は技術継承で、「僕が若いころの『言われたことだけやっときゃええ』は通用しない。いかに自発的に考えプロ意識を持って動けるか。意欲を持ってもらえるか。適性を見ながら考えて、トライさせます」。また、3つある組立ステーションは、改善も含めた管理を各班が担っており、より安全で快適な環境を自分たちで考え作り上げているそう。「働きがいのある職場って大事。働きがいって形になるから」。  「もともと〝ものづくり〞が好きだった」と高寄さん。組立という仕上げ一筋の26年間を「性に合っていた」と振り返ります。「どんなことでも、面白いって思ったら面白いですよ」。

(本内容は「季刊RENGO」2026年夏号に掲載した内容を再掲したものです)

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