内容紹介
2007年12月、連合総研は設立20周年を迎えました。その記念事業の1つとして、都市勤労者の仕事と暮らしの定点観測アンケート「勤労者短観」6年分のデータ、延べ1万人のビジネス・パーソンの声を再分析する研究プロジェクトを発足させました。
本書はその研究成果のエッセンスとして、アンケート調査データからビジネス・パーソンの仕事や暮らしの“不均衡”の実態を明らかにし、今後バランスのとれた仕事と暮らしを実現するために何が必要かを考察しています。
目次
- はじめに
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都会で働くビジネス・パーソンの特徴―正社員・非正社員の比較
連合総研事務局
- 第1章
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必要な人にセーフティネットを―消えない雇用不安
千葉登志雄 連合総研主任研究員
- 第2章
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「過労死予備軍」と「賃金不払い残業」―解消に向けて
川島千裕 連合総研主任研究員
- 第3章
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働く女性の二極化―ビジネス・ウーマンの実像
佐藤 香 東京大学准教授
- 第4章
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男性の家事参加を進めるために―家事が意味するもの
永井暁子 日本女子大学准教授
- 第5章
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ビジネス・パーソンは景気に敏感―格差拡大
岡田恵子 連合総研主任研究員
- 第6章
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権利理解と労働組合―組合効果のアピールを
佐藤博樹 東京大学教授
- 第7章
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劇場政治と勤労者―問われるこれからの選択
前田幸男 東京大学准教授
- おわりに
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ワーク・ライフ・インバランスの解消を
佐藤博樹 東京大学教授
※本書に関するお問い合わせは 連合総研 TEL03-5210-0851(担当:後藤)までお願いします。