四国八十八ヶ所を巡礼する「四国遍路」。お遍路さんは食べ物や飲み物をふるまわれたり、無料で宿や休憩所を提供されたりする「お接待」の風習が四国にはある。「相手を思いやる」「相手の気持ちに共感する」といった地域に根ざした文化の継承を目的にあらためて支部で取り組んだ。
JP労組の福祉型労働運動「JPsmileプロジェクト」の一環として、コロナ禍により活動の制限もあるなか「出来る事」を模索していた。地域へ目を向けた時、屋外であり感染防止策にも十分気をつけながら活動ができる「お遍路さんへのお接待」をやってみようとなった。
具体的活動内容は、日曜の朝9時からテントを張り「パンと飲み物」を準備。休憩できるようパイプ椅子等も用意をした。感染予防のためマスクの着用、消毒液と手袋をして距離を保った対応をする等の対策を行い、お遍路さんへ声掛けをしながらパンと飲み物の配布といった「お接待」を行った。
多くのお遍路さんから「ありがとう」との感謝の言葉をいただき、また「いいんですか?」といった感嘆の声もあった。
今後も継続して札所を巡りながら「お接待」を継続できるよう取り組んでいきたい。
JP労組四国地方本部
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