連合は、8月5日から世界で初めて原爆が投下された日である6日にかけて、現地・広島市において「2026平和行動in広島」を開催しました。
<8月5日(水)(1日目)>
【被爆81年連合2026平和ヒロシマ集会】16:00~18:30
広島市・上野学園ホールにおいて「語り継ぐ戦争の実相と運動の継続で核兵器廃絶と恒久平和を実現しよう」をテーマに、原水爆禁止日本国民会議(原水禁)と核兵器廃絶・平和建設国民会議(KAKKIN)の共催のほか、広島県、広島市、平和首長会議や全国のNPO・NGOなど多くの団体から後援をいただき開催しました。全国の構成組織・地方連合会から1,739名が参加しました。
開会前には折り鶴を持ち寄った多くの人々が、平和の思いを込めて舞台上に献納を行いました。また、プロローグとして、被爆者による体験証言DVDが舞台スクリーンに投影されました。
集会は、益田幸代・連合広島女性委員会副委員長による司会で、冒頭、参加者全員による黙祷が行われました。
主催者代表挨拶として芳野友子・連合会長から、「連合は、先にニューヨークで開催された核兵器不拡散条約再検討会議に向け、原水禁、KAKKINとともに核兵器廃絶と恒久平和を求める署名運動に取り組み、524万筆超を国連と日本政府に提出しましたが、核軍縮や核不拡散をめぐる各国の隔たりは埋まらず、またしても成果文書を採択できず、3回連続で合意には至らなかった。会議では日本の被爆者12人が核兵器の非人道性を訴えたものの、核保有国の軍拡路線は続いており、日本政府には唯一の戦争被爆国として、核兵器廃絶と恒久平和に向けた外交努力を粘り強く続けるよう求めていく。核兵器廃絶は、決して核兵器保有国や被爆地だけの課題ではなく、今を生きるすべての人々が、自らの問題として取り組むべき課題である。一人ひとりの行動の積み重ねが、平和な未来を築く確かな力になる。この平和行動を通じ、見て、聞いて、学び、感じたことを、それぞれが持ち帰り、平和を求める輪をさらに広げていただきたい。」と述べ、改めて核兵器廃絶と恒久平和の実現に向け、取り組みを進めていく決意を示しました。
続いて、地元地方連合会の大野真人・連合広島会長より「市民の熱意と全国的な署名活動などを通じて実現した1996年「原爆ドーム」のユネスコ世界遺産登録は、これまでの地道な行動の成果であり、登録から30年を迎える今年12月5日には「原爆ドームのユネスコ世界文化遺産登録30周年記念行事」の開催を予定している。同じ悲劇を繰り返さないため、未来へ繋げる行動の一つとして、「核兵器廃絶」と「世界の恒久平和の実現」に向け、平和の大切さを広く社会に訴えていく。また、日本政府に対しては、非核三原則を堅持し、唯一の被爆国として「核兵器禁止条約」への署名・批准を行い、核保有国と非保有国の橋渡し役を果たすよう強く求めていく。」と述べました。
次に、来賓として吉松亨・広島県副知事と山藤貞浩・広島市市民局国際平和推進担当局長からご挨拶をいただいたのち、春田雄一・連合総合運動推進局長と渡辺季之・広島県電力総連事務局長、瀧本敬大・広島県農協労連書記長の3名より、今年4月に実施された連合「核兵器廃絶2026ニューヨーク行動」について活動報告を行いました。
更に、被爆体験証言として、広島県原爆被害者団体協議会の切明千枝子様より、ご自身の体験を踏まえた当時の様子をお話しいただくとともに、二度と悲劇を繰り返さぬよう、皆で力を合わせ平和を守ってほしいと強く訴えていただきました。
続いて、若者からのメッセージとして、第28・第29代高校生平和大使の皆様から活動報告と決意表明が行われた後、大野真人・連合広島会長から平和行動次開催地の岩永洋一・連合長崎会長へ連合ピースフラッグが引き継がれました。
最後に、藤原里栄・連合広島女性委員会委員長より平和アピール(案)が読み上げられ、満場一致の拍手で採択され閉会しました。
平和ヒロシマ集会の様子は、後日、連合公式YouTubeチャンネル「RENGO TV」にアップいたします。
なお、平和ヒロシマ集会に先立ち、広島市役所において連合代表団と松井一實・広島市長/平和首長会議議長との懇談を実施しました。
【ピース・ウォーク】13:00~15:00
連合広島の青年委員会・女性委員会のメンバーが「ピースガイド」として案内役を務め、広島平和記念公園内の慰霊碑や記念碑を巡る「ピース・ウォーク」については、開催時間帯における広島市内の暑さ指数(WBGT)が危険基準(31以上)を超える「33」に達する予測となり、熱中症リスクが極めて高い状況となったため、参加者および運営スタッフの安全確保を最優先とする観点から開催を急遽中止した。
【被爆路面電車 乗車学習会】13:20~15:20
原爆の被害を直に受けた2輌の路面電車が「歴史の生き証人」という大きな使命を背負い、現在もなお営業用車輛として使用されています。この車輛に実際に乗車し、沿線の被爆建物や遺構を巡る「被爆路面電車 乗車学習会」を実施しました。連合広島青年委員会がガイドを務め、全国から約70名が参加しました。
【連合・原爆死没者慰霊式】19:15~19:45
平和ヒロシマ集会終了後、原爆ドーム前にて、原爆死没者に対する追悼と恒久平和への願いを込めて「連合・原爆死没者慰霊式」を実施しました。冒頭、出席者全員による黙祷を行った後、井上晃・連合広島青年委員会委員長による誓いの言葉が読み上げられました。芳野友子・連合会長、大野真人・連合広島会長、岩永洋一・連合長崎会長による代表献花・献水に続き、各地域からお持ちいただいた献水、参加者一人ひとりによる献花がおこなわれました。
<8月6日(水)(2日目)>
【長崎平和の鐘 打鐘式】08:00~08:20
広島市立大学構内にて「長崎平和の鐘 打鐘式」を開催し、原爆が投下された午前8時15分に黙祷を捧げました。
「長崎平和の鐘」は、被爆50年の節目に連合長崎から連合広島へ送られ、その後広島市へ寄贈されたもので、参加者全員で鐘を撞き、平和への想いを一つにしました。
【平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)】08:00~08:50
広島市主催の平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)が平和記念公園の広島平和都市記念碑(原爆死没者慰霊碑)前で開催され、組合員を代表し、芳野友子・連合会長、大野真人・連合広島会長、岩永洋一・連合長崎会長、冨田珠代・連合副事務局長が参列しました。
以上