事務局長談話

 
2014年03月11日
東日本大震災から3年を経過して
日本労働組合総連合会 事務局長 神津 里季生

  1. 未曾有の被害をもたらした3.11東日本大震災から3年がたちました。
    あらためて、犠牲になられた多くの方々に対し、心から哀悼の意を表します。
    私たちは、この大災害を忘れない、決して風化させない、そして犠牲になられた多くの方々が遺された教えと気づきを胸に、もう一歩、さらに前へ踏み出していきたいと思っています。

  2. 今も、26万7千人の方が避難生活を強いられています。いまだに仮設住宅での生活を余儀なくされている人、故郷に帰る目途も立たない人、思う仕事に就けず生活基盤が揺らいでいる人、心のケアが必要な人、根強い風評被害に苦しむ人など、多くの人々が深刻な問題を抱えています。

  3. 3年の月日を経てもなお、現地からは切実な声が寄せられています。復興まちづくり事業の遅れ、人材・建設資材の不足、産業復興の遅れ、雇用のミスマッチ、自治体の職員不足、医師・看護師不足、除染対策の遅れ、風評被害、人口流出など、多くの課題が山積しているとの訴えが届いています。特に心の問題は深刻であり、被災した3県の子どもの3割に心的外傷後ストレス障害の症状がみられるとの厚生労働省調査班報告も出されています。

  4. 連合はこうした状況の早期解決に向け、政府に対して復興・再生の加速化を図るよう要請していきます。さらにこの一年が正念場であるとの思いで様々な課題に取り組むとともに、新たに二つの取り組みを行います。「東北の子ども応援わんぱくプロジェクト」と「いのちを守る絆フォーラム」です。将来を担う子どもたちに楽しんでもらいたい、心の絆を実感してもらいたい。さらに命を守ることの大切さを全国の仲間に伝えていくことが、この取り組みの目的です。

  5. 本日は、犠牲になられた方々のご冥福をあらためてお祈りするとともに、今もなお必死に踏ん張っている被災者の方々へ思いを寄せ、もう一度、私たち一人ひとりに何ができるのかを考え、絆をより強いものとしていくことを誓い合いたいと思います。


以上