事務局長談話

 
2013年02月12日
北朝鮮の核実験の実施に対する談話
日本労働組合総連合会 事務局長 南雲 弘行

  1.  2月12日、北朝鮮は核実験を実施した。北朝鮮の報道が事実だとすれば、2006年10月、2009年5月に続く3回目の核実験となる。昨年12月の「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルの強行発射と併せ、この一連の核実験は国際平和と安全に対する重大な挑戦であり、連合は、この核実験に強く抗議する。

  2.  国連安全保障理事会は、昨年末の長距離弾道ミサイル発射に対する制裁強化決議(国連安保理決議第2087号)を1月22日に採択した。決議は北朝鮮のミサイル開発に関わる諸機関や幹部に資産凍結や渡航禁止を課した内容で、ミサイル開発を資金面で支えたとみられる金融機関も制裁リストに加えられた。また、決議の末文には、今後の核実験やミサイル発射に対しては「重要な行動をとる」という、安保理としては異例の極めて強い文言を追加して、北朝鮮を牽制したものとなっている。

  3.  連合は、これまでいかなる国の核実験に対してもそれを許さず、抗議の意思を内外に発表し、核兵器廃絶に向けた運動を進めてきた。広島、長崎の平和行動に加えて、昨年からは、連合本部・地方連合会が駐日大使館に対して、2010年核拡散防止条約(NPT)再検討会議での確認事項の遵守などを求める「核兵器保有国への要請行動」を実施している。

  4.  連合は、北朝鮮に対して、すべての核実験とミサイル発射の即時中止を強く求めるとともに、国連安全保障理事会決議の完全なる履行を求める。また、日本政府に対しては、各国と連携して国際世論を形成して、北朝鮮に断固たる姿勢で臨むとともに、核開発の完全放棄や日本人拉致被害者問題の早期解決に向け真摯に取り組むことを要請する。
     連合は、北東アジア地域の非核化の実現、さらには「核兵器なき世界」の実現を目指し、全力で取り組みを進めていく。


以上