連合の政策実現行動

 

「連合ビジョン(仮称)」の策定

新たな時代に相応しい労働運動に向けて

 連合は「働くことを軸とする安心社会」を概ね2020年までに実現することを念頭に、「5つの安心の橋」と、「働くことを軸とする安心社会」を支える基盤に対応する政策パッケージを策定し、実現に向けた取組みを進めてきました。
 一方で、世界では急速なグローバル化により格差・貧困、社会的分断が進行し、地球温暖化など地球規模の課題への対応が迫られており、日本では、今後さらに進む人口減少・超少子高齢化や急速な技術革新などが、地域や働き方などを含む経済社会に影響を与えることが予想されます。
 そのため、「持続可能で包摂的な社会」を構築し、働く者が働きがいのある人間らしい働き方(ディーセント・ワーク)を実現し、希望を持って安心してくらしていける社会をつくりあげていくため、連合は「連合ビジョン(仮称)」を策定し、組織内外に示し、新たな時代に相応しい運動を展開していくこととしています。なお、「連合ビジョン(仮称)」は2019年4月の策定を予定しています。
 これに先立ち、2018年6月には「連合ビジョン(仮称)」のもととなる連合「人口減少・超少子高齢社会ビジョン」検討委員会の「最終報告」を策定しました。これは、「経済財政・産業構造」「雇用労働・人材育成」「社会保障・健康・教育」「仕事と生活の両立」「地域社会・行政機構・政治のあり方」「労働組合の将来」の各分野について、2035年に懸念される未来の姿と労働組合の取るべき針路を示したものです。